特別支援教育就学奨励費って?特別支援学校入学前に知っておくと良い事

eyecatch 特別支援学校の生活
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今回は、特別支援学校に入学する前に知っておいた方が良い「特別支援教育就学奨励費」に関する大事なポイントについて紹介します。

この記事わかること
  • 入学前に知っておくと良い「特別支援教育就学奨励費」の情報
  • 特別支援学校に入学することが決まって持ち物を準備するタイミング

支援学校に入学することが決まった後、どんなカバンを持たせようかな?とそわそわしていたことを思い出します。

ですが待ってください!

入学前に購入する持ち物や入学後に購入する物品は、国や地方自治体から費用の補助が出る可能性があります。

今回は、支援学校への入学が決定してから入学するまでに親として知っておいた方が良い「特別支援教育就学奨励費」の大事なポイントについて、実際の経験をもとに解説します。

「特別支援教育就学奨励費」って何?

私自身、「特別支援教育就学奨励費」のことは入学前から知ってはいました。

パトまめ
パトまめ

ですが、イマイチ、わかりやすい説明をしてくれているネット情報に辿り着けなかったため、実際に入学してみて「これは押さえておいた方が良い」と思った情報をまとめます。

「特別支援教育就学奨励費」については、文部科学省のHPに記載があります。

 障害のある幼児児童生徒が特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級等で学ぶ際に、保護者が負担する教育関係経費について、家庭の経済状況等に応じ、国及び地方公共団体が補助する仕組みです。なお、平成25年度より、通常の学級で学ぶ児童生徒(学校教育法施行令第22条の3に定める障害の程度に該当)についても補助対象に拡充しています。
 対象とする経費は、通学費、給食費、教科書費、学用品費、修学旅行費、寄宿舎日用品費、寝具費、寄宿舎からの帰省費などがあります。

文部科学省HPより https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu_00001.htm

家庭の経済状況というのは、世帯の人数に対して世帯所得がどのくらいあるかということです。

それによって、「区分I」「区分II」「区分Ⅲ」に分けられ、それぞれの経費について「全額支給」「半額支給」「支給対象外」のいずれになるかが決められます。

特別教育就学奨励費の区分は家庭の経済状況で3区分に分けられることを説明した画像
パトまめ
パトまめ

「区分I」だと多くのものが「全額支給」、「区分Ⅱ」だと多くものが「半額支給」、「区分Ⅲ」だとほとんどものが「支給対象外」でした。

「特別支援教育就学奨励費」の申請には、同一生計世帯全員の前年分の所得と世帯構成を記載する書類の提出をする必要があります。(我が家も学校からもらいました!)

「特別支援教育就学奨励費」について知っておきたいポイント

押さえておくとよい大事なポイントを書きます。

  • 支給の対象になる購入時期を確認する
  • 購入した時のレシートや領収書を取っておく
  • 「全額支給」や「半額支給」だとしても、最高限度額が決まっている
  • 「通学費」や「交通費」はどの区分でも申請すれば支給される

順番に詳しく説明します。

物品を購入しても良い時期を確認する

特別支援学校への入学決定後や、場合によっては入学が決定する前から、通学用カバンを購入したくなります。

ですが、早く購入してしまうと、補助の対象にならない可能性があります。

いつからの購入が補助の対象となるのか、入学する予定の学校に確認しておきましょう。

パトまめ
パトまめ

ぼんちょの場合は、1月末から2月初めに自宅に届く県教育委員会からの「就学通知書」の文書に入っている日付以降に購入した物が対象となりました。

ぼんちょ
ぼんちょ

でも、お母さんは通学リュックはこだわりたい!って言って「就学通知書」が届くより前に買ってたよね。

パトまめ
パトまめ

そう!支給をされるとしても「新入学児童生徒学用品費」には最高限度額があるし、他の物品も買うことを考えて通学リュックは自己負担で買うことに決めたよ。

購入した時のレシートや領収書は取っておこう

特別教育就学奨励費の申請のために入学前に買った物品のレシートや領収書は要保管であることを示す画像

入学前に購入した物品のレシートや領収書は、必ず大事に保管しておいてください。

これって対象になるのかな?と悩む物もあると思いますが、とりあえず取っておいて悩む購入物品は対象となるか事務室に尋ねると良いです。

レシートや領収書は書類に貼って提出することになります。

パトまめ
パトまめ

ぼんちょの支援学校では入学式当日が書類の提出締め切りでした!

ちなみに、入学後に購入するものも、もちろん「特別支援教育就学奨励費」の対象です。

ですので、入学以降、学校に関する物品を購入したら、すべてレシートや領収書をとっておき、学校から指示があった期限までに提出するようにしましょう。

補助してもらえる最高限度額が決まっている

「全額支給」や「半額支給」だとしても、最高限度額はあります。

なので、その金額を超えた分は支給されません。

入学に関係する「新入学児童生徒学用品費」の最高限度額は入学する前に知りたければ学校に問い合わせてください。

パトまめ
パトまめ

例えば最高限度額が5万円だったら、「半額支給」だと5万円までの実際に購入した金額の半額が支給されるよ。(3万円購入したら、1万5000円支給される)

「通学費」や「交通費」はどの区分でも申請したら支給される

学校に通うためにかかる「通学費」や、学校教育の一環として小学校の子どもたちと交流活動するための「交通費」などは、どの区分に決定されても支給があります。

世帯の所得が高くても補助があるため、申請する支給されます

ちなみに、支援学校ではスクールバスに乗る人も多いと思います。

スクールバスを利用するとしても、バス停まで自家用車を利用する場合はその距離分の通学費が支給されます。

 特別支援教育就学奨励費それぞれの経費の区分ごとの支給割合については、文部科学省のHPから確認できますので、参考にしてみてください。

特別支援教育就学奨励費負担割合一覧

文部科学省 HPより

まとめ

今回は、特別支援学校に入学する前に知っておいた方が良い「特別支援教育就学奨励費」に関する大事なポイントについて紹介しました。

特別支援学校入学前は、バタバタします。私もそうでした。

そんな同じ境遇の人にとって、少しでもこの記事がお役に立てると嬉しいです。

この記事は、実際に特別支援学校入学時に学校から受け取った資料や文部科学省HPを参考に作成しています。

もし、何かお気づきの点がありましたら、お問い合わせページよりお知らせください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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