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重度知的障害と診断された子の3歳後半|できたこと・困りごと・特徴的な行動まとめ

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パトまめ
パトまめ

我が家の重度知的障害と診断された「ぼんちょ」の3歳後半の成長や特徴的だった行動をブログで紹介します!

この記事はこんな人におすすめ
  • のちに重度知的障害と診断された子どもの3歳〜4歳の成長記録をブログで読みたい
  • 重度知的障害の子どもの成長過程に起こる困りごとや悩みが知りたい
  • 重度知的障害の子ども時代の行動について知りたい

3歳後半の成長記録をすぐに読みたい人はジャンプ

色の違いに注目しながら交互にはめていくぼんちょ
色のちがいに注目しながら絶対に同じ色が続かないようにはめていくぼんちょ。

子どもひとりひとりの成長は異なります。

「重度知的障害」と診断がついた子が同じような成長過程をたどるかというとそうではありません。

あくまで、ひとりの子の成長記録として参考程度にこのブログを眺めてもらえたらと思います。

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3歳半までのおさらい|

  • 身辺自立では集中が難しい。
  • 「手をつないで歩く」「片付ける」などは毎日の取り組みで習慣に。
  • 「物を投げる」という問題行動に悩まされた。
  • 療育手帳を取得。
  • 3歳児健診には行かなかった。
パトまめ
パトまめ

毎日コツコツとぼんちょと一緒に取り組む日々でした。

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重度知的障害3歳後半:「できるようになったこと」と「困りごと」

ぼんちょの3歳後半の発達の成長記録をブログにまとめます。

この時期は児童発達支援センター利用から1年が経つ頃です。

3歳後半にできるようになっていたこと

室内ジャングルジムに登るぼんちょ
こんな風に細いところに登るなんてこと、なかなかできなかったのにね。
  • 外出後の手洗いの習慣化
  • 手を叩いて「ちょうだい」と要求できるようになる
  • ズボンに足を入れようとする
  • ファスナーの開け閉めができる
  • 室内ジャングルジムに登る
  • 色の違いを理解して、ブロックで遊ぶ時にに同じ色を重ねないようにするなど規則的な遊び方が見られる
  • 「できた」「褒められた」がわかり、相手と一緒に笑ったり、自分でも喜ぶことが増える(両手を挙げてパタパタ)

家庭と療育先の児童発達支援センターとで連携し、目標を共有して毎日コツコツと積み重ねてきた1年間。

少しずつ「できるようになった」「理解が進んだ」と少しだけ成長を感じられることも出てきました。

パチパチと手を合わせて要求するぼんちょ
ちょうだいの動作をするぼんちょ。パチパチすると良いことがあるとわかってきました。

3歳後半ごろに感じた困りごと

3歳後半に次の困りごとにぶち当たりました。

進級をきっかけにできていたことができなくなる

ちょうど1年が経つということは「進級」の時期です。
「進級」という環境の変化で初めて経験することになるのです。

できていたことが
振り出しにもどる

そんな経験を。

  • 靴を箱に片付ける習慣がなくなった
  • トイレでの排尿成功がゼロに

1年間取り組んできて少しずつ進歩していたことが「ゼロになる」という経験をしました。

パトまめ
パトまめ

新年度の何となくバタバタしている時期に集中できないことが続いて、できていたことが消失していくという感じでした。

機会が減るとできなくなる

ちょうどコロナ禍で練習を繰り返して少しずつマスクをつけることできるようになってきていました。

ところが、コロナ禍が落ち着いてきてマスクをつける機会が減ると途端につけるのを嫌がるように。

重度知的障害だからなのか、
ぼんちょだからなのか、

しっかり定着していない場合は特に、機会が減った途端できなくなるということを実感しました。

夏の水遊びも毎回苦手からのスタート
夏の水遊びも毎年忘れて恐る恐るからのスタートです。毎年最後の方になって楽しめる。

身体や知能の成長で困り事が増える

  • 高いところに登りたがる
  • 理解できるからこそ応じない

こんな困りごとが出てきました。

高いところに登りたがる

体の使い方が上手になってきたことで、室内の高い場所にもよじ登るように。
踏み台を見つけては移動し、欲しいものを取ろうとする場面が増えました。

大人が驚いて注意すると、嬉しそうに反応する(→行動強化の恐れ)ため、
家庭では「高いところに物を置かない」など環境調整で対応しました。

「できること」が増えると、それに伴って新たな課題も生まれてくることを実感した時期でした。

理解できるからこそ応じない

実物やカードを見せて移動したり活動を切り替えたりしていましたが、次に何の活動があるか理解した上で応じない増えました。

理解できるようになったこと
意思表示できるようになったこと

これ成長です。
ですが、生活の中で次の活動がやりたくないことだったら拒否してすぐには応じないということも増え、スムーズにいかないことも増えてきました。

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重度知的障害3歳後半:特徴的な行動の記録

この頃のぼんちょに見られた特徴的な行動を記録します。

大人に型はめやパズルを何度も繰り返しはめさせる

3歳後半の時期は大人と一緒に遊ぶことがデフォルトのぼんちょ。

この頃、木製の型はめパズルやトーマスやアンパンマンの紙パズルが好きでした。

「好きでした」と言っても、自分ではめる能力がありません。
ぼんちょは、人にはめてもらって自分で崩すのが好きでした。

パトまめ
パトまめ

完成後すぐに崩されるという虚無感を味わうこと何億回・・・(数えてないけど)

はめるところをひたすらじーっと見ていて、完成すると崩すの繰り返し。
この頃ひたすらぼんちょに付き合ってはめてあげていました。

3歳後半から繰り返しはめて見せていたアンパンマンの紙パズル30ピース。
なんと7歳現在、すべて自分でピースを置くことができます。
無駄じゃなかった!

匂って確認する

食べ物を匂って確認する姿がよく見られました。

「食べられるかどうか匂いで確認してるのかな?」
と思うじゃないですか。

ですが、人に対しても匂うことがたびたび見られました。
児童発達支援センターの先生だとか、
公園にいたおじさんとか(全力で止めたし謝った)。

匂いがぼんちょにとっての理解の手段の1つになっているのか
匂うことが好きなのか
よく匂いを嗅いでいます。

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重度知的障害3歳後半:出来事の覚え書き

利用していた日中一時支援が引越し

ぼんちょが利用していた日中一時支援が場所を移転しました。
これまでに、保育園から児童発達支援センターに生活の場が変わることや引越しも経験しているぼんちょ。

パトまめ
パトまめ

場所が移動するだけなんだから、さすがに何の問題もないでしょ。楽勝!


と思っていた私。

ですが、なんと
大号泣!!!

それまでは人見知りも場所見知りもしなくて、なんて楽なんだ!
と思っていたため、とてもびっくりする出来事でした。

ぼんちょの理解力が成長し、
初めての場所=不安
と感じるようになったのかもしれません。

パトまめ
パトまめ

小さい頃平気でも、成長して情緒が育つことによって不安になることもあるんだな〜思った出来事でした。

3回目のMRI検査

入院中のぼんちょの写真
この柵を突破されるのはいつ!?と毎回震えながら入院

3度目の造影剤を使用してのMRI検査を受けました。

この時のMRI検査はコロナ禍のため付き添い1名のみ。
病棟のプレイルームの使用は不可。

パトまめ
パトまめ

検査までの間、大人しく過ごせるよう「お気に入りのおもちゃたちを持って行かなければ・・

そんなことを思って準備をするととんでもない荷物量になりました。

結果は、前回から病変の大きさ等に変化なし
経過観察は必要で、次は2年後に再検査という結果でした。

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まとめ

3歳後半のぼんちょは、これまでの積み重ねが少しずつ実を結び、「できること」や「伝えられること」が増えました。
一方で、環境の変化や機会の減少によってできていたことがリセットされる難しさや、成長ゆえの新たな課題にも直面しました。

この時期は、「成長=すべてが楽になる」ではなく、できるようになったからこそ起こる困りごとにも向き合う必要があることを実感した日々でした。

同じ「重度知的障害」と診断されても、子どもの成長のペースや特徴は本当にひとそれぞれ。
このブログが、同じような立場の方にとって「わかる」「参考になる」と感じていただけたら嬉しいです。

これからも、ぼんちょの成長を記録しながら、小さな「できた」を一緒に喜んでいきたいと思います。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!

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