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ぴょんぴょん飛び跳ねる子どもの親が知っておくべきこととは?

eyecatch 障害児と暮らすヒント
障害児と暮らすヒント
パトまめ
パトまめ

重度知的障害のぼんちょは気づいた時からずっと、ぴょんぴょん飛び跳ねるような歩き方です。「飛び跳ねる歩き方はいつか落ち着くのだろうか」と心配になり、主治医に相談したこともあります

この記事はこんな人におすすめ
  • ぴょんぴょん飛び跳ねてしまうお子さんがいるご家族
  • ぴょんぴょん飛び跳ねた結果、起こることが知りたい
  • ぴょんぴょん飛び跳ねる行動が将来無くなるのか気になっている

自閉症など発達障害があるお子さんや知的障害があるお子さんは感覚刺激を求めて飛び跳ねる行動が増える場合があります。

ぼんちょも飛び跳ねるのは大好き。
また、歩く・走る時にもツーステップをするように跳ねながら移動することが多くあります。
小さい頃は、「誰かに迷惑かけるわけでもないし、仕方ないよね。」と気に留めていませんでした。

ですが、支援学校であることを指摘されたのを機に、飛び跳ねには注意が必要であることを知りました。

今回の記事は、飛び跳ね続けた結果起こること対応策について実際に支援学校の先生や主治医と相談した経験をもとに紹介します。

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子供が飛び跳ね続けるとどうなる?

  • 足首が硬くなる
  • 骨折するリスクが高まる

飛び跳ね続けた場合に起こることについて詳しく説明します。

部屋で飛び跳ねるぼんちょ
写真でも飛び跳ねていることがわかるこの躍動感

足首が硬くなりしゃがめなくなる!

ぼんちょが特別支援学校1年生の時。

担任の先生
担任の先生

今度学校に訪問リハビリの先生が来られます。良かったらぼんちょさんの歩き方について診てもらうのはどうでしょう?

このように提案がありました。

ぼんちょは、もともと外反母趾になりそうな足の形をしていて歩き方も特殊なので、支援学校で年に2回ある整形外科健診を希望していました。それもあり、先生が提案をしてくださった形です。

担任の先生からの提案を受けました。結果・・・

足首がとても硬い!
しゃがむことができない

ということが発覚しました。

確かに、言われてぼんちょの足首を曲げようとしても可動域が狭い。そしてスマホのカメラロールをたどってみると5歳の誕生日翌日が、しゃがんでいる様子が確認できる最後の写真でした。

お尻をつけたくなくて水場にしゃがむぼんちょ
この写真を最後にしゃがむ姿が確認されなくなったぼんちょ・・・


ぴょんぴょん飛び跳ねる頻度が多い子どもは足首が硬くなっていることがよくあると説明がありました。そして、足首が硬くなると転びやすくなるとのことでした。

パトまめ
パトまめ

もしもお子さんがぴょんぴょん飛び跳ねる子でしゃがむ様子を最近見ていない場合は足首が硬くなっているかもしれません。

飛び跳ねる衝撃で骨折するリスクが高まるかも!?

支援学校で訪問リハの先生に診てもらった後、かかりつけ小児神経科の受診がありました。そこで主治医に支援学校での出来事を伝えました。

パトまめ
パトまめ

支援学校で足首が硬いと指摘されました。飛び跳ねる子はよくあることだと言われました。これまで飛び跳ねるのは仕方ないと思っていたんですけど、本人の身体に影響があると知って心配です・・・

主治医
主治医

そうですね。実はもっと心配なのはこれからですよ。私の患者で飛び跳ねる特性があるお子さん、実はこの5年ほどの間に3人半月板を割りました今は身体が小さいけれど、中高生になった身体が大きくなると足に掛かる負担も大きくなるのでいつもと違う様子には要注意です。

えぇ!?
足首が硬くなって転倒して骨折するどころか、飛び跳ねるだけで骨折の可能性が!?

パトまめ
パトまめ

ちなみに飛び跳ねる行動が自然に収まった子っていますか・・・?

小児科医
小児科医

お子さんによっては成長に従って動きがゆっくりになる人もいました。ちなみに半月板割った人も、割った後は不思議とみんな治っても収まっていますね。

主治医とこのようなやりとりをしました。
飛び跳ねる衝撃で実際に半月板を骨折した話はかなり衝撃でした。

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飛び跳ねる子どもへの対応策

  • 足首を柔らかくするマッサージ
  • 散歩でゆっくり歩く練習
  • 代わりになる行動を探す

飛び跳ねる子どもへの対応策について紹介します。

足首を柔らかくするマッサージ

訪問リハの先生から足首を柔らかくするマッサージ方法を教えてもらいました。

足首を柔らかくするマッサージ
教えてもらった足首を柔らかくするマッサージ

足裏を画像のようにやじるし方向に優しく押してマッサージします。
テレビを見てリラックスしている時やソファーでくつろいでいる時を見つけたらマッサージするようにしています。

また、しゃがむ姿勢が取れないということで、支援学校では低い椅子に座って足首を曲げる練習にも取り組んでいます。

しゃがむ練習の方法
支援学校で取り組んでいるしゃがむ練習

低い椅子に座ってパズルに取り組むなど、活動の中で場面を設定してくれています。
効果があるかはわかりませんが、成長して身体が大きくなるまでにできることはしたいです。

散歩でゆっくり歩く練習

散歩中にも飛び跳ねます。
手を繋いで歩いているのに飛び跳ねて転んでしまうことも実はよくあります。

転んだ後に「ゆっくり」と声かけすると痛いのもあってか、しばらくゆっくり歩くことができます。
そういった経験の積み重ねからか、ゆっくり」という言葉を伝えながら私が歩くのをゆっくりにすると跳ぶのをやめてしばらく歩くことができるようになりました。

大好きなガソリンスタンドの洗車機が見えると嬉しくなって飛び跳ねることを辞められませんが、それ以外では手を繋いで歩くときは飛び跳ねずに歩ける時間が少しずつ増えています。

代わりになる行動を探す

刺激が心地よくて飛び跳ね続ける場合は、別の活動に誘導する方法があります。

別の運動や遊具に誘う
本人が好きな他の感覚刺激が得られるおもちゃや課題を提供する

こういった方法があります。
ですが飛び跳ねることが、本人にとって落ち着くための必要な刺激の可能性もあります。

なので、完全にゼロにするのではなくトランポリンなどで飛び跳ねる時間も作りつつ、終わりを決めて次の活動に促すことが必要です。

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まとめ

ぴょんぴょん飛び跳ねる行動は知的障害や自閉症のお子さんに見られることがあります。
感覚刺激を求めている行動で完全にゼロにすることは困難です。

人に迷惑をかけなければ飛び跳ねても良い・・・と考えていましたが、飛び跳ね続けると

  • 足首が硬くなる
  • 骨折するリスクが上がる

といったデメリットがあることがわかりました。

ゼロにはできないけれど、飛び跳ねる時間が長くなりすぎないように次の活動に誘うことは必要な支援です。
また、すでに足首が硬くなってしまった場合はリラックスしている時にマッサージを試してみても良いかもしれません。

同じような悩みを抱えているご家庭にとって少しでも参考になれば幸いです。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!

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