特別支援学校に入学したばかりの1年生。
初めての環境で子どもはどんなことをして過ごすの?
親としてどのように学校の先生と関わればよいのか?
悩んでいる方も多いと思います。
この記事では、入学直後からの学校生活や先生との連携の様子、親としてできることなどを実体験をもとに記録しました。同じような立場にあるご家庭の参考になれば幸いです。
- 支援学校に入学したばかりのお子さんがいるご家庭
- これから支援学校に入学を考えているお子さんのご家庭
- 支援学校に入学したての保護者の視点が知りたい人
この記事を読むことで、保護者として学校の先生とどのように関わっていけば良いかイメージできたり入学後すぐのスケジュールの見通しが立てば幸いです。
支援学校入学前に参考になる記事についてはこちら↓




支援学校入学後からGWまでの学校生活
まずは生活に慣れることが最優先
入学してすぐの時期は、まず「学校生活に慣れる」ことが最も大切です。
朝の登校から下校まで、流れをつかむのも一苦労。
初めての教室、初めての友だち、そして先生たちとの関係づくりが始まります。
この時期は、焦らず、無理をさせず、子どもが「学校は安心できる場所」と感じられるよう親としてサポートしていくことがポイントです。
健康診断だらけの毎日
入学後すぐは身体測定、視力検査、聴力検査、歯科検診など、さまざまな健康チェックがあります。
子どもにとっては苦手な検査もあるかもしれません。
ですが、ぼんちょが通う支援学校に入学してとてもびっくりしたことは・・・
健康診断のための「練習」がある!
地域の小学校だと健康診断の練習が最初から授業スケジュールに組み込まれていることは、なかなか無いでしょう。

心電図も寝転がって器具をつける練習がありました。
支援学校ではこのように先生方が丁寧にサポートしてくれます。
初めての参観日
入学後からゴールデンウィークまでの間に参観日が設定されている学校は多いと思います。
ぼんちょの学校にもありました。
参観日は児童発達支援センターに通っていた時もありました。
ですが、
- 親は子どもから見えない位置に隠れて療育の様子を見る
- 親が参加する活動の場合は、終わったら子どもと一緒に帰る
実はこのような形での参観日しか経験したことがありませんでした。
ところが、支援学校の参観日は終わったら親だけが帰ります。
なので初回の参観日は・・・
大号泣!
これまでの経験から一緒に帰れると予測してしまったのでしょう。
30分くらい泣き続けました。
泣いていたのはぼんちょだけではありませんでしたが、少し胸が痛みました。
1回目で理解したのか2回目の参観日からは泣かずに受け入れることができました。
5月に運動会がある学校は練習開始
ゴールデンウィーク明けに運動会を予定している学校では、早くも運動会の練習が始まります。
支援学校の運動会は、子どものペースに合わせた内容です。
ぼんちょは、リングを持って走ってコーンにかけて帰ってくる折り返し走とダンスでした。
何度も練習した上で、自分で頑張る部分とサポートしてもらう部分について先生から保護者に相談がありました。
支援学校の運動会は、子ども一人ひとりが少しでも成功体験を得られることを重視しているのだと実感しました。
支援学校入学後からスタートする先生との情報共有
先生にどんなことを伝えるか
入学してすぐは、先生との情報共有がとても大切です。
- 家庭での様子
- 得意・不得意
- パニックのきっかけ
- 切り替えの方法
- 安心するためのグッズや行動
このようなことを含め、思いついたことはどんどん伝えるようにしていました。
入学は大きな環境の変化であるため、子どもの精神面が特に心配です。
- 学校から帰ってきてからの疲れ具合
- 表情の変化
- ご飯を食べる量の変化
これらについては特に注意深く観察していました。
家庭で見えている子どもの姿が学校での対応に大きく役立つこともあるかもしれません。
そんな風に考えて、どんな些細なことでも伝えていました。

私が知っているぼんちょの姿を学校の先生に具体的に伝えることが、ぼんちょのために親としてできることの1つだと思っています。
我が子のことはサポートブックという形にして書面で保護者から学校に渡すことも可能です↓
連絡帳にはなるべく毎日子どもの様子を書く
特別支援学校では、連絡帳が先生との大切なコミュニケーションツールです。
可能な限り、毎日子どもの様子や変化、気づいたことを書いています。
些細なことでも、先生にとっては大切な情報になります。
また、先生からの返信で学校での様子も知ることができ、安心感につながります。

連絡帳は後から見返したときに子どもの成長記録にもなり、ぼんちょや親である自分自身のためにもなると思って毎日しっかり書くようにしています。
最初の個人懇談までに気になることを洗い出しておく
個人懇談が始まる前までに、学校生活で気になることや聞きたいことを先生にスムーズに伝えられるよう準備していました。
聞きたいことは、場合によっては事前に先生に伝えておくと準備してくださるのでより深い話ができます。
ちなみにぼんちょが通う支援学校では、学校での様子を撮った動画や写真をiPadで見せながら説明してくれます。
懇談で自宅での様子を先生に伝える際には、自宅での様子の写真や動画がある場合は見せながら伝えるとよりわかりやすいです。
懇談の場では先生と情報をすり合わせながら、今後のサポート方法を一緒に考えていきます。
入学直後の子どもに対して親ができること
特別支援学校に入学したばかりの子どもは、新しい環境の中で毎日たくさんの刺激を受けながら生活しています。
慣れない教室や先生、新しい友だち、そして決められたスケジュール…。
そんな中で、子どもが安心して学校生活をスタートできるように、親として実際に意識したことを紹介します。
学校以外でのルーティンを大切にした
入学はとても大きな変化です。
支援学校に慣れるまでの間は、学校以外のぼんちょにとって変わらない環境を大切にしました。
日課にしている散歩
好きな遊びをする時間
入学前から利用している日中一時支援
そういった今まで通りの時間を過ごせるように配慮しました。
ときどき学校に出向いた
子どもよりもまず、「私が学校に慣れよう」と思いました。
基本はスクールバスの利用や日中一時支援などのサービスの送迎を利用していましたが、学校に迎えに行く日も作りました。
私が緊張せずに学校に行けるようになること
先生としっかり話せるようになること
それがぼんちょにとっても学校が安心できる場所になることにつながると考えました。

親の不安や緊張が子どもに伝わるかどうかはわからないけれど親子で慣れることが大事なんじゃないかな。
まとめ
特別支援学校の入学直後は、親にとっても不安が大きい時期です。
しかし、子どもは少しずつ学校に慣れていき、先生方とも丁寧に連携をとっていくことで、安心して学校生活を送れるようになります。
焦らず、子どものペースを大切にしながら、親としてできるサポートを続けていきましょう。
支援学校に入学したばかり、入学予定があるお子さんのご家族にとって参考になることがあれば幸いです。
もし、何かお気づきの点がありましたら、お問い合わせページよりお知らせください。
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最後まで、読んでくださりありがとうございました。