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療育の見分け方!運営元やフランチャイズ開業に対する保護者の本音

eyecatch 障害児と暮らすヒント
障害児と暮らすヒント

我が子が安心して通える場所を選びたい――その気持ちは、どの保護者も共通です。

この記事では、ぼんちょ自身の経験をもとに、児童発達支援センターと児童発達支援事業所の違い運営元のチェック方法、そして保護者が感じている“フランチャイズ療育”への本音までを、リアルな視点でお伝えしていきます。

もしも、これから児童発達支援事業所や放課後等デイサービスを選ぶ予定がある人は参考の1つにしてもらえれば幸いです。

この記事はこんな人におすすめ
  • 子どもの療育先を探している保護者の方
  • 療育の“運営元”や“フランチャイズ”に疑問を持っている方
  • 児童発達支援や放課後等デイサービスの開業を考えていて保護者の視点が知りたい方
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一番安心!?児童発達支援センターについて知っておこう

未就学の子が療育を受けられる場所は次の2箇所です。

  • 児童発達支援センター
  • 児童発達支援事業所
ぼんちょ
ぼんちょ

僕は最初に児童発達支援事業所へ通って、2歳7ヶ月から児童発達支援センターに通いました。
この2つは何がちがうの?

児童発達支援センターは通っている子どもたちへの療育に加えてプラスの役割があります。

  • 地域にある他の児童発達支援事業所の相談に対して助言する
  • 発達支援についての地域の相談窓口
ぼんちょ
ぼんちょ

児童発達支援センターは、地域の療育をまとめる存在

だから保護者目線からすると、一番安心感を持って預けられるのは児童発達支援センターです。
でも、数がとても少ないです。希望したら必ず入れるわけではありません。

空き状況にもよりますが、多くの場合は障害が重いなど、より生活に困難さがあったりする子どもから優先的に通えるイメージです。

もしお住まいの近くに児童発達支援センターがあり、すぐに入れたとしたら本当にラッキーです。
はい、ぼんちょはラッキーボーイです(障害が重くて優先されたのが一番の理由)。

児童発達支援センターに通い始めた頃の記事はこちら↓

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児童発達支援事業所や放課後等デイサービスの運営者をチェックしよう

必ず確認したいのは児童発達支援事業所を運営しているのがどんな会社・団体かということです。

大事なのは、その会社・団体が児童発達支援以外にどんな事業をやっているかということです。

保護者の目線で回答↓

Q
事業所の運営元に注目すると何がわかるの?
A

その会社・団体の規模がわかります。
また、得意としていることが予想できます。
例えば他に学習塾を経営しているのであれば、学習のつまずきへの支援が得意かもしれません。
また、就労継続支援事業所を経営しているのであれば、就労を見すえたスキルを伸ばすことが得意かもしれません。

Q
運営元の規模は大きい方が良い?
A

大きいことのメリットは、もし他にも利用したいサービスや将来的に利用したいサービス(例えば日中一時支援、ショートステイ、グループホーム、生活介護など)を経営している場合に情報が入りやすかったり優先的に利用できる場合があることです。
デメリットは、法人内で異動がある場合は、良い職員が異動してしまう可能性もあるということです。

ちなみに厚労省の調査によると運営元は2014年度以降は営利法人が多くなっています。

 2011年以前2012~2013年2014年以降
自治体7.0%3.1%1.7%
社会福祉協議会0.8%1.2%0.5%
社会福祉法人33.0%27.3%11.5%
医療法人0.8%1.3%1.2%
営利法人22.3%34.3%59.6%
NPO32.8%25.4%12.3%
その他(社団・財団、農協、生協等)3.0%7.1%12.8%

出典: 厚生労働省「地域共生社会の実現に向けた取組の推進状況について」

ちなみにぼんちょが利用していた事業所の運営元は営利法人(株式会社)でした。
きちんと室内が活動ごとに場所が設定されていて、個別にしっかり子どもと向き合ってくれる良い事業所でした。

ぼんちょが利用していた時には「就労移行支援」と「児童発達支援」を1箇所ずつ運営している会社でした。
今現在は小学生向けと中高生向けの「放課後等デイサービス」も増え、子どもから大人まで切れ目のない支援が受けられる体系になっています。

このように内容が充実していて良い支援が受けられることが大事で、そうであれば「営利法人」であるか「非営利法人」であるかはあまり問題にはなりません

ですが最近保護者として気になるのは・・・「フランチャイズ」ですね。
「フランチャイズ」の療育について少し保護者目線から語ってもよろしいでしょうか。

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フランチャイズで開業してる療育ってどうなの?

保護者はフランチャイズで開業している療育をどう思ってる?

Q
フランチャイズで開業する療育ってどう思いますか?
A

ちゃんとした支援が受けられるか、ぶっちゃけ不安。でも、開業者がきちんとした人とわかり、支援について日々勉強しながらひとりひとりに合わせた個別の支援を提供してもらえるならOKです。

はっきり言って

多くの保護者はフランチャイズの療育に対して懐疑的ですよ!?

フランチャイズで開業するメリット・デメリットという記事を見かけます。
ですが、「保護者からの信頼獲得が難しい」とデメリットに書いてある記事が見当たらないのは不思議です。

(書くと消されるとかじゃないよね・・・?)

保護者がフランチャイズの療育を敬遠する理由

保護者の立場からフランチャイズの療育が敬遠される理由を書き出してみました。

  • 営利目的に見える
    利益重視で子ども一人ひとりに寄り添った支援がされないのではと不安になる。
  • 画一的な支援内容になりやすい
    マニュアル通りの対応で、療育で一番大事な個々の子どもに合った柔軟な支援がされないと感じる。
  • スタッフの専門性に疑問
    本部HPに「資格・知識不要で開業可能」といった記述と会社提供の情報商材が並んでいて「本当に専門的な支援が受けられるのか?」と疑問に思う。
  • 「療育=福祉」のイメージとビジネスの相性が悪く見える
    子どもの支援に営利ビジネスを持ち込むこと自体に違和感を持つ保護者も多い。

フランチャイズの大元のHPの前面に

「儲かる!誰でもできる!

が出過ぎなんですよ。

それを夫に話してみたら、

「難しいよね〜。大変さばかりを前面に押し出したら福祉ってやる人がいなくなる分野じゃない・・・?」

パトまめ
パトまめ

そ、それは一理あるかも・・・

「福祉に携わる人にも養う家族がいるわけだし、利用する側からしても経営は安定している方がいいよね・・・。でもフランチャイズ本部の開業者向けのHPについて利用する保護者が見た時にどう思うかが考えられていないってことはまずいよな。」

パトまめ
パトまめ

それな!

保護者としては、療育に通うことで少しでも状況が良くなることを期待します。
より信頼できそうな事業所に預けたいのは、まず間違いないです。

フランチャイズ経営の療育に通うかどうか悩んだ時には、HPを見てみてもやっとする記述があった場合にはよく考えて利用した方が良いです。

なぜなら、そこから療育を利用する子どもや家族のニーズの把握が甘いことが分かるからです。
本当に保護者の立場に立って障害児支援について考えられる会社であれば、信頼を損なうような表現はしないはずです。

信頼を損なう記述を堂々とHPに載せてしまうフランチャイズ本部。そのノウハウで開業している事業所に、果たして我が子を預けるだろうか・・・。

もちろんフランチャイズでも信念をもって開業している経営者や働いている管理者もいるはずです。
実際に通っている人からの情報収集や見学してみて、記述したフランチャイズの療育が敬遠される理由が払拭されれば利用してみても良いかもしれません。

他にも放課後等デイサービスの見学する時のポイントや契約までの流れをまとめた記事はこちらからどうぞ↓

障害福祉サービスについて勉強するためにパトまめが読んでいる書籍はこちら↓

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まとめ

療育を選ぶうえで、保護者として一番大切にしたいのは「安心して預けられるかどうか」です。
その判断材料として、まずは児童発達支援センターとそれ以外の事業所の違いを知っておくことが大切です。

また、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスを選ぶ際には、

運営元がどんな法人か
どんな事業を展開しているか

を確認することで、支援内容の特徴や安定性を見極めるヒントになります。

特に近年増えているフランチャイズ経営の療育には、保護者の間でも不安や疑問の声があります。
「営利目的?」「マニュアル通り?」「専門性は?」といった懸念があるからです。
でも実際は、誠実に運営されているところももちろんあります。

だからこそ大事なのは、情報収集見学して自分の目で確かめること。
保護者の立場や子ども一人ひとりにしっかり寄り添ってくれる事業所を選びましょう。
運営の形態よりも、支援の中身と姿勢が何より重要なのは間違いないです。

療育先を選ぶ時に参考になることがあれば幸いです。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!

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