
障害福祉サービスを利用する上で、どのようなサポートが受けられるのか、そして自分や家族に適したサービスを選ぶにはどうすればよいのかといった疑問を抱える方は多いでしょう。
- 現在利用できる障害福祉サービスをすべて利用できているかどうか心配
- 障害のある子が将来にわたって受けられる障害福祉サービスについて知りたい
- 具体的にどのようにして障害福祉サービスを利用するのか実例が知りたい
この記事では、重度知的障害児を育てるパトまめが障害児を育てる家族の不安や疑問を解消するために、障害福祉サービスに関する知識を深めるための「おすすめの本」を3冊厳選してご紹介します。
初心者でも理解しやすい内容や、保護者の視点から役立つ情報が盛り込まれた本を中心に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
障害福祉サービスを理解するためのおすすめ本3選
保護者必見|家族のための障害福祉サービス解説書
「障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて【第2版】|2024年発行

保護者が抱える悩みや疑問に焦点を当てた一冊です。
「将来にわたって」との言葉どおり「ゆりかごから墓場まで」利用できる障害福祉サービスについて、保護者の立場に立った疑問点にひとつひとつ回答してくれる書籍です。
例えば
幼児期に障害があると分かったらどうすれば良いのか。
障害のある子の教育は?
働く年齢が近づいたら具体的にどんなことが親として知っておけば良いか。
親が先に亡くなった後我が子はどうなる?
こんなことが気になる人には手に取ってほしい本です。もちろん、
障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)で受けられるサービスのこと
障害年金をもらうまでの流れ
こんなことも余すことなく載っています。
注意点としては、必ず最新情報が載っている2024年に第一刷発行の
「第二版」を購入しましょう!
障害福祉に関係する障害福祉サービス、手当、制度のことが知りたい私と同じような保護者の人に1冊目として勧めたい本です。

お子さんの障害の種類や重度・軽度などの程度は関係なく手に取って損はない本です。
初心者が具体的にイメージしやすい|現場で活かせる専門書だけど保護者が読んでもOK
プロとして知っておきたい!障害福祉サービスのしくみと使い方|2024年発行

「プロとして知っておきたい!」とある言葉を間に受けると福祉現場で働く方向けの本かと思いきや、開いてみるとカラフルでわかりやすく、保護者が読んでも良い本です。

むしろ保護者も読んだほうが良い本と言っても過言ではないかも。。。
特に、具体的なそれぞれの障害福祉サービスを利用する際の利用料(金銭的負担)についてはかなり細かく記載があって参考になります。
そしてそれぞれの障害福祉サービスの「サービスの内容」「利用のポイント」がまとめられていて、具体的な利用の仕方や利用の時に気をつけるべきポイントがイメージしやすい本です。
法律まで知りたい人向け|障害福祉サービスの基礎知識が学べる本
図解でわかる障害福祉サービス|2022年発行

障害福祉サービスの基本的な仕組みや利用方法について、図解多めで分かりやすく解説している一冊です。この本は、福祉や法律に詳しくない初心者の方でも図解があるため理解しやすくなっています。
特におすすめなのは「障害福祉サービスの実践事例」が載っている章です。
それぞれの制度の仕組みについて文章で読んで分かった気にはなるけれど、実際その制度がどのようなものであるかは実例を知ることが保護者にとっては一番理解しやすいです。
また、障害福祉の根幹となっている小難しい法律についても図解中心に説明があるため、法律についても知っておきたい保護者におすすめできる1冊です。
障害福祉サービスに関する本を選ぶ際のポイント
目的に合わせた本の選び方
本を選ぶ際には、自分の目的に合った内容であることが重要です。例えば、保護者や初心者は基礎知識を学べる本を、現場で働く方は専門的な内容が含まれた本を選ぶと良いでしょう。
初心者向けか実務者向けかを見極める
本の対象読者を確認し、自分のレベルや知識に合ったものを選びましょう。
読者のニーズに合った内容か確認する
目次やレビューをチェックし、具体的に知りたい情報が含まれているかを確認することが大切です。
著者や出版年の重要性
著者が福祉の専門家であるか、最新の情報が反映されているかを確認しましょう。福祉分野は法改正が頻繁に行われるため、新しい本を選ぶことが推奨されます。
実際に障害福祉サービスを利用する際の注意点
障害福祉サービスを実際に利用する際は、市役所の福祉課や地域の福祉事業所、相談支援事業所等に相談し、自分や家族に合ったサービスを選びましょう。
特に障害福祉サービスについては自治体ごとに手続きや運用ルールが異なることも多いです。
どういった障害福祉サービスがあるかどうかは書籍で学び、実際に利用する時には自治体担当課窓口で詳しく説明を聞くことをおすすめします。
引越しで経験した、自治体ごとに障害福祉サービスの運用が違って混乱した件について興味ある方はこちらの記事もどうぞ↓
まとめ
障害福祉サービスは、多くの障害児(者)とその家族にとって必要不可欠な支援を提供する重要な制度です。
本記事では、そのサービスを理解するために役立つ本を厳選してご紹介しました。
これらの本を活用することで障害福祉サービスに関する理解を深めることが、本人や家族にとって選択肢が増えたり将来の見通しを持つきっかけになる可能性があります。
書籍で得た知識をもとにお住まいの自治体の担当課や相談支援事業所などと相談しながら、本人と家族に必要な支援を利用しましょう。
本記事が読んでくださった方のお役に立てれば幸いです。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!