この記事では、重度知的障害と診断されたぼんちょの0歳児の時の様子や経験を紹介します。
ここに書いてある成長記録がすべての知的障害の子どもに当てはまるわけではありませんが、ひとりの男の子の成長記録として、参考になれば幸いです。
赤ちゃん期の発達はどうだったか?
0歳6ヶ月までの成長記録
生後6ヶ月までの発達は、親から見て順調でした。
親子手帳に載っている項目や健診の記録をもとに、ぼんちょの実際の成長を記録してみます。
生後、母乳を飲むのもとても上手で、抱っこを嫌がることもありませんでした。
0歳から0歳6ヶ月の時期は、他の赤ちゃんと多くな成長の差もなく、私にとっては育てやすい赤ちゃんでした。
ただ、ひどい乳児湿疹がありました。
なので、定期的にかかりつけ小児科を受診しては、湿疹に関する処方をしてもらい対応していました。
0歳7ヶ月から1歳までの成長記録
生後7ヶ月の頃から、だんだんと発達の遅れを感じるようになりました。
1番の理由は、親子手帳に載っている「ひとりずわり」や「ハイハイ」がなかなかできなかったことでした。
親子手帳に載っている項目や健診の記録をもとに、ぼんちょの実際の成長を記録してみます。
※パラシュート反射の確認方法はは次のとおりです。
パラシュート反射:座位で左または右に倒すと倒れる方の手を伸ばし、手を広げて床面につける。躯幹を支えて抱き上げ上
体を頭から落下させるようにすると両上肢を伸展させ両手、指を開いて体を支えようとする10 か月で前方パラシュート反射がみられないもの、左右差のあるもの、手の開きがわるいものは異常である
乳幼児健康診査身体診察マニュアル
国立成育医療研究センター
↑ぼんちょの場合は、かかりつけ小児科の先生が診て確認してくれました。
特に身体の発達が遅いと気づいてからは、病気や障害の心配をしました。
7か月8ヶ月の頃になってもまだうつ伏せより仰向けでいることも多いなど、心配することが多かったです。
かかりつけ小児科の先生も、10ヶ月健診で支えなしに座れず、パラシュート反射も出なかった時は、一緒に心配してくれました。
一歳になっても状況が変わらなかったら、大学病院の小児神経科の受診を考えましょうと言ってくれました。
精神(情緒)面での発達も、名前を呼んでも反応がなかったり、「パチパチ」や「バイバイ」の動作が増えないことも気がかりでした。
おもちゃの音がする方を見たり ほしいものを手に取ることができていたので、聴覚や視覚は問題なさそうでした。
なので、身体と共に精神面の発達も遅いのだなと、発達障害や知的障害の可能性を考え始めました。
赤ちゃん期に発達が心配な時の対応
相談できるかかりつけ医師を見つける
私は、かかりつけ小児科の先生を一番頼りにして相談していました。
ちょうど乳児湿疹で行く回数も多かったので、その度に発達のことも心配な気持ちを聞いてもらったいました。
それもあって、その後大学病院を紹介してもらうのもスムーズだったのはよかったことです。
不安な気持ちから、インターネットで赤ちゃんの発達について検索することもありました。
私は、それで知った内容が正しいかどうかも医師に質問していました。
また、発達の遅れがきっかけで何か病気が見つかることもあるため、医師への相談は大切です。
赤ちゃん期の発達のことは、医師に相談するのが一番確実だと実感しました。
保育園や子育て支援センターで保育士に相談できる
ぼんちょは、生後10ヶ月で保育園に入園しました。
保育園入園の時に、「おすわり」も「はいはい」もしていませんでした。
保育園に入園してからは、担任の先生も一緒にも発達の心配事を伝えることができました。
家族以外の視点で、ぼんちょのことを見守ってくれる人が増えることはありがたいことでした。
もし、保育園に入っていなければ、地域にある「子育て支援センター」を利用すると保育士に相談することができます。
記録を残す
私は生後7ヶ月以降、ぼんちょの成長や気になることについて記録を残していきました。
親子手帳に書いたり自分の手帳に書いたりしていたのですが、いざ相談するときにとても役立ちました。
いざ、相談したいと思った時に、生まれた時からこれまでの詳細を聞かれることもあるため記録はとても大事です。
もしも同じ境遇の方がこのブログを読んでくださっているとしたら、生活中で心配なことや困っていることを記録しておくことをおすすめします。
まとめ
生後7ヶ月以降は、他の赤ちゃんとの差がどんどん開きました。
よく「他の子と比べるのは禁物」「その子の成長ペースを見守って」という言葉を目にしますが、私はできなかったです。
とても焦ったし、「ひとりずわり」や「ハイハイ」をさせるために家庭でできる方法がないか探してやってみたりもしました。
心配して、たくさん相談して、後で成長が追いついたらそれでも良いのです。
もしも同じ境遇の方が読んでくださっているとしたら、心配なことを書き出してお医者さんに相談してみると良いかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。