
「特別支援教育就学奨励費」は支援学校に入学する前に知っておいた方が良い大事なことです。ポイントをブログで徹底解説します!
特別支援教育就学奨励費の申請について知っておくべきことをブログにまとめます。
実際に申請した経験をもとに大事なポイントを紹介します。
特別支援教育就学奨励費って何?
特別支援教育就学奨励費は特別支援教育に関して受けられる補助
特別支援教育就学奨励費は、国や地方自治体から補助される特別支援教育に関する費用のことです。
入学前に購入する持ち物
入学後に購入する持ち物
学校生活に使用する物であれば、どちらも補助の対象となる可能性があります。
特別支援教育就学奨励費については物品購入前に知っておくことが大切
支援学校に入学することが決まると、「どんなカバンを持たせようかな?」とそわそわします。
ですが待ってください!
入学前に購入する持ち物や入学後に購入する物品は、国や地方自治体から費用の補助が出る可能性があります。
物品を購入する前に、少なくとも次のことに注意しましょう。
※入学準備として購入する通学リュックや持ち物について知りたい方はこれらの記事を参考にしてください↓
特別支援教育就学奨励費は世帯所得に応じて支給される仕組み
特別支援教育就学奨励費については、文部科学省のHPに記載があります。
障害のある幼児児童生徒が特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級等(通級も含む)で学ぶ際に、保護者が負担する教育関係経費について、家庭の経済状況等に応じ、国及び地方公共団体が補助する仕組みです。
文部科学省HPより https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu_00001.htm
対象とする経費には通学費、給食費、教科書費、学用品費、修学旅行費、寄宿舎日用品費、寝具費、寄宿舎からの帰省費などがあります。
家庭の経済状況というのは、世帯の人数に対して世帯所得がどのくらいあるかということです。
それによって、「区分I」「区分II」「区分Ⅲ」に分けられ、それぞれの経費について次の通り支給範囲が判定されます。
「全額支給」
「半額支給」
「支給対象外」


「区分I」だと多くのものが「全額支給」、「区分Ⅱ」だと多くものが「半額支給」、「区分Ⅲ」だとほとんどものが「支給対象外」でした。
特別支援教育就学奨励費の申請には、同一生計世帯全員の前年分の所得と世帯構成を記載する書類の提出をする必要があります。
書類は学校でもらえます!
「特別支援教育就学奨励費」について知っておきたいポイント
押さえておきたい大事なポイントを順番に詳しく説明します。
物品を購入しても良い時期を確認する|地域や学校によって違う
- 対象となる購入時期は入学予定の学校に確認
- 最高限度額があるので自己負担で早めに買うのもあり
特別支援教育就学奨励費を申請する場合に、入学前に気になるのは通学用カバンの購入です。
ですが、早く購入してしまうと補助の対象にならない可能性があります。
いつからの購入が補助の対象となるのか、入学する予定の学校に確認しておきましょう。

ぼんちょの場合は、1月末から2月初めに自宅に届く県教育委員会からの「就学通知書」の文書に入っている日付以降に購入した物が対象となりました。

でも、お母さんは通学リュックはこだわりたい!って言って「就学通知書」が届くより前に買ってたよね。

そう!
支給をされるとしても「新入学児童生徒学用品費」には最高限度額があるし、他の物品も買うことを考えて通学リュックは自己負担で買うことに決めたよ。
購入した時のレシートや領収書は迷わずすべて取っておこう

- 入学前に購入した物品のレシートや領収書はすべて大事に保管
- 補助の対象になるかは入学先の事務室に確認
- 入学後に購入した物品もレシートや領収書を保管しておく
特別支援教育就学奨励費の申請のために、入学前に購入した物品のレシートや領収書は、必ず大事に保管しておいてください。
「これって対象になるの?」と悩む物もレシートは保管しておき、それぞれの購入物品が対象となるかどうかは入学先の学校の事務室に尋ねると良いです。迷ったら全部貼って提出しておきましょう。
レシートや領収書は書類に貼って提出します。

ぼんちょの支援学校では入学式当日が書類の提出締め切りでした!
ちなみに、入学後に購入するものも、特別支援教育就学奨励費の対象です。
ですので、入学以降も学校に関する物品を購入したらすべてレシートや領収書をとっておき、学校から指示がある期限までに提出するようにしましょう。
補助してもらえる最高限度額が決まっている
- 最高限度額の金額を確認
「全額支給」や「半額支給」だとしても、最高限度額はあります。
なので、最高限度額を超えた分は支給されません。
入学に関係する「新入学児童生徒学用品費」の最高限度額は入学する前に知りたければ学校に問い合わせてください。

例えば最高限度額が5万円だったら、「半額支給」だと5万円までの実際に購入した金額の半額が支給されるよ。(3万円分の物品を購入したら、1万5000円支給される)
「通学費」や「交通費」は所得制限関係なく申請したら支給される
- 世帯所得が高くても通学費・交通費は申請する
- 公共の交通機関だけでなく自家用車のガソリン代も対象
学校に通うためにかかる「通学費」や学校教育の一環として小学校の子どもたちと交流活動するための「交通費」は、どの区分に決定されても支給があります。
世帯の所得が高くても補助があるため、申請すると支給されます。
ちなみに、支援学校ではスクールバスに乗る人も多いと思います。
スクールバスを利用するとしても、バス停まで自家用車を利用する場合はその距離分の通学費が支給されます。
特別支援教育就学奨励費それぞれの経費の区分ごとの支給割合については、文部科学省のHPから確認できますので、参考にしてみてください。
文部科学省 HPより
まとめ
今回は、特別支援教育就学奨励費について大事なポイントをブログにまとめました。
特別支援教育を受ける予定のある人は、必ず物品を購入する前に特別支援教育就学奨励費について知っておきましょう。
特別支援学校入学前は、バタバタします。私もそうでした。
とにかく我が子が支給の対象になるかどうかがわからなくても、次の2点はしっかりと押さえておきましょう。
- 補助の対象となる購入時期を調べておく
- 購入用品のレシートや領収書をとっておく
特別支援教育就学奨励費がよくわからないという人にとって、少しでもこの記事がお役に立てると嬉しいです。
この記事は、実際に特別支援学校入学時に学校から受け取った資料や文部科学省HPを参考に作成しています。
もし、何かお気づきの点がありましたら、お問い合わせページよりお知らせください。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!


