
重度知的障害と診断された「ぼんちょ」が3歳児健診に行かなかった体験談をブログにまとめます。
- 3歳児健診に行かなかった人の経緯が知りたい
- 3歳児健診に行かない場合にどのような手続きをすれば良いか知りたい
先にお伝えすると、この記事は3歳児健診に行かないことを推奨するものではありません。
でも、我が家のようにわけがあって行くのが難しいご家庭が他にもいらっしゃる場合に実際の体験をお伝えできたらなと思って記事にしてみることにしました。
あくまでひとつの家庭の一例ですので、住まわれている自治体によっては同じようにはいかない場合もあることをご了承ください。
3歳児健診に行くのをやめた理由

建前の理由と本音の理由があります。
包み隠さず書きますね。
- ちょうどコロナ禍で「なるべくマスク着用」となっていたこと(この頃マスクがつけられなかった)
- すでに知的障害の診断があって児童発達支援センターにも病院にも通っていて、定期的に身長・体重も測っているから不必要なのでは!?と思ったから
- 3歳児健診に1人で連れて行ってぼんちょと他の子の差を目の当たりにするのがしんどいなぁ・・・と思ったから
- 3歳児健診に来ている他の家族の視界にも入りたくなかった

こういった理由からできれば3歳児健診は行きたくないと思っていました。
3歳児健診に行きたくないことを市役所の担当課に相談した
3歳児健診の封書が届いてから悩みました。
でも行くにしても
- 他の家族とあまり会わない時間帯を教えてもらう
- 本人のコンディションが崩れて受けられない内容があるかもしれない
など事前に相談する必要もあったので、まずは行きたくない気持ちとその理由を担当者に話してみることにしました。

3歳児健診の封書を郵送でいただいたぼんちょの母です。
実は知的障害があって児童発達支援センターに通っています。
できれば集団での3歳児健診は行きたくないと考えています。
1人で連れて行くのが大変なのと、「なるべくマスク着用」の記載があるのが難しいです。
また児童発達支援センターに通っていて毎月身長・体重は計測していますし、今年度の初めに内科健診や尿検査も実施しています。

そうなんですね。大丈夫ですよお母さん。
そういう事情があるのだとしたら、もしよろしければ問診しに担当地区の保健師がご自宅に行かせてもらってもよろしいでしょうか?
それから、親子手帳の3歳児健診のページはかかりつけ小児科に健診をお願いして書いてもらうことができるのでご都合の良い時に受診することをおすすめします。
ただしその場合の費用は自己負担になります。

そういった対応をしてもらえるんですね!
ありがとうございます!(感涙)
相談してみてよかった・・・!
行くしかない・・・となったら、行くための作戦会議をしなきゃと思っていましたが、
電話で行かなくても大丈夫と言ってもらえました。
ちなみに、
一回の電話で待たされることもなく返答が返ってきました。
なので私たちが住んでいる自治体ではもともと決められていた配慮だったのかもしれません。
その後、市の担当者と話した通り保健師から電話連絡があり日程調整をしました。
自宅で保健師に聞き取りをしてもらいぼんちょの様子もゆっくり見てもらいました。
また、教えてもらった通りかかりつけ小児科でも健診を受けました。
だからぼんちょは3歳児健診には行かなかった・・・けれど受けることができました。
3歳児健診に行かなかった場合に困ることはあるか?行かない場合の注意点
ぼんちょの場合は3歳児健診に行かなかったことで困ったことは何もなかったです。
住んでいる市の神対応によって集団ではなく個別で受けることができました。
ですが次のようなことはあるかもしれません。
順番に説明します。
受けられるはずの健診・検査の一部を受けることができない
3歳児健診に組み込まれている検査の中で尿検査などは受けることができませんでした。
ぼんちょはほとんどの健診・検査は年に一度児童発達支援センターで行うので問題ありませんでしたが、3歳児健診に行かないことで受けられるはずの検査を受けることができなかったことが気になる場合は個別に病院に行くのも1つの方法です。
事前に連絡をせずに3歳児健診へ行かなかった場合は自治体から確認の連絡がある
我が家は事前に連絡をして3歳児健診に行かないことを相談しました。
もしも何も連絡せずにずっと行かなかったとしたら自治体から確認の連絡があった可能性が高いです。
自治体によっては、「乳幼児健康診査未受診児対応ガイドライン」といったマニュアルを定めています。
愛知県HPより引用
これは健診が子どもの発育・成長を確認する目的だけでなく、親が子を虐待していないかどうかを確認するためのものでもあるからです。
なので、理由があって3歳児健診に行かない場合は必ず自治体へ相談をしましょう。
ちなみに、3歳児健診は自治体が実施することは義務です。
ですが受けることはあくまで任意です。

なので3歳児検診に行かないからと言って罰せられたりすぐさま非難されたりすることはありません。
発達で気になることがある場合は支援につながるチャンスを逃す可能性がある
ぼんちょの場合はすでに知的障害がわかっている状態でした。
ですが、もしもお子さんの発達で気になることはあるけれど
- 未相談
- 未受診
- 未診断
の場合は、3歳児健診が支援につながるきっかけになります。
具体的には「知的障害」と「社会性・行動の発達」の視点で診察があります。
3歳児健診で行われる知的障害を調べる診察
改訂版乳幼児健康診査身体診察マニュアルより引用
・言語理解の確認
具体物を見せて大小・長短や色(4原色)が理解できているか
・言語表出の確認
2語文が出ているかどうか、スムーズに発語できるかどうか
3歳児健診で行われる社会性・行動の発達を調べる診察
改訂版乳幼児健康診査身体診察マニュアルより引用
視線が合わないか合ってもごく短い、動き回り、いすや親の膝に座れ
ないなどがあるかどうか
もしもお子さんの発達で何か気になることがあるのに3歳児健診に行きづらい場合はこれらの確認をしてもらい場合によっては必要な支援につながれるように自治体に相談することをおすすめします。
3歳児健診に行きたくないと思う気持ち
自治体の担当課に相談する時には建前の理由を持ち出して「行きたくない」と伝えました。
でも本当の根っこの部分にあった気持ちは
スムーズに検診受けれている他の子を見るのがしんどいなぁ
とか
コンディションが崩れた時に
「あの子大変そう」って
居合わせた人に遠巻きに思われたくない
という気持ちなんですよね。
今の私だったら
「1人で連れて行くの大変そうだからできればお断りしたい・・・」
くらいの気持ちかなと思います。
でも当時はまだまだ
- ぼんちょの障害を受け入れることができていない
- 他者からの目を過度に気にしてしまう
状態でした。
3歳児健診から4年経った現在は、
- ぼんちょの状態に慣れてしまい、この子はこの子でしかないと思うようになった
- 住んでいる地域に理解してくれる人が増えて他者からの目が前より気にならなくなった
こんな風に心境が変化しました。
あの頃からすると私も少しは変わったかなという気持ちです。
今も、
「もしかしたら今人に迷惑をかけているかもしれない状態」
はとても苦手です。
早くこの場を
収めたい
逃げたい
離れたい
そんな衝動に駆られます。
でも、ぼんちょとの生活で思った以上に世の中の人たちは優しい人が多いことに気づき、「周りの他の家族はみんな敵だ!」とは思わなくなりました(もともとそこまでは思ってないけど)。
それでも3歳児健診の頃は、振り返ってみても「行きたくない」と思ってしまってもしょうがない精神状態だったな〜と思います。

ぼんちょとの毎日の積み重ねで、私も少しずつ変わっていけたのかなと思います。
まとめ
この記事では、重度知的障害のある「ぼんちょ」の母親が3歳児健診に行かなかった体験について紹介しました。
3歳児健診に行きづらい場合は自治体の担当課に相談しましょう。
代替案を教えてくれ代わりの対応が取れる場合があります。
また3歳児検診に行けない場合の注意点として次のことを紹介しました。
- 一部の検査(尿検査など)が受けられない可能性がある。
- 事前に連絡しないと自治体から確認の連絡が入ることがある。
- 発達に気になる点がある場合、健診を受けないことで支援につながる機会を逃すことがある。
もしも仕方のない事情があって3歳児健診を受けたくない場合には注意してください。
当時はぼんちょの障害を受け入れられず、周囲の目が気になっていましたが、今は少しずつ「ぼんちょはぼんちょ」と思えるようになり周囲の優しさにも気づくことができました。
この体験を通じて、
- 3歳児健診に行くことが難しい家庭があること
- 自治体によっては柔軟な対応をしてもらえること
を知ってもらえたらと思います。
「ぼんちょログ」を最後まで読んでくださりありがとうございました!
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