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テレビを障害児に壊された!?壊されない工夫と保険の話

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パトまめ
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実はぼんちょは小学1年生の時、お世話になっている日中一時支援の新品テレビを壊しました。

この記事はこんな人におすすめ
  • テレビを壊されないためのアイテム(液晶保護パネルや壁固定アイテム)のおすすめが知りたい
  • テレビを壊されてしまった時の対応方法が知りたい

今回はテレビを倒して壊してしまったことがある重度知的障害のぼんちょの経験を踏まえながら実際に自宅でしているテレビを壊されない工夫を紹介します。

また、もしも壊してしまった場合への備え(保険など)についても紹介します。

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子どもにテレビを倒して壊されないためにできることは?

  • 液晶画面保護パネルの設置
  • 倒れないように固定する

私がおすすめしたい対策はこの2つです。
この2つはどちらとも併用してやってほしい対策です。

反対におすすめしない対策はベビーゲートによる対策です。
子どもが小さいうちは効果があるのですが、障害のある子は大きくなっても対策が必要になる場合がとても多いです。

なので、「いつか突破されるかもしれない」ベビーゲートによる対策は障害児にはおすすめしません

液晶画面保護パネルの設置による対策

液晶パネルの設置をすると飛んできたおもちゃから画面を守ることができます

  • アクリルタイプ
  • フィルムタイプ

この2種類がありますが、画面を守るためにはより強度が高いアクリルタイプがおすすめです。

アクリルタイプのパネルを選ぶ時のポイントはしっかり固定できること
もし外れて子どもの足の上などに落ちてしまうと大怪我になりかねません。

なので、マジックテープのみで固定する商品はおすすめできません。
パネルをベルトなどでテレビ裏に固定できる商品がおすすめです。

他に購入する時のリサーチポイントとしては、

  • 自宅のテレビ画面のサイズ(何インチか)に合ったもの
  • 透過率90%以上(見やすさ)
  • ブルーライトカット
  • ほこり防止機能(帯電防止機能)

赤字は必ずリサーチをおすすめするポイントで、残りはできればあった方が良い機能です。

液晶画面保護パネルを選ぶ時のポイントまとめ
  • アクリルタイプを選ぶ
  • しっかり固定できるもの(剥がされないもの)
  • テレビ画面のサイズに合わせる
  • 透過率90%以上が見やすい
  • (ブルーライトカット機能)
  • (ほこり防止機能:帯電防止機能)

我が家が使用しているパネルはこちらです。

NIDEKという国内企業のテレビ保護ガードを使っています。おすすめポイントは、

  • アクリルパネルが2mmで厚く強度が高い(ハードコート)
  • 透過率97%(通常よりも光の反射が少ない)

もう4年以上は使っていますが割れる気配なし
見やすさも問題ないです(パネルついてるの忘れるレベル)。
手垢はつくけど(どこの商品もつく)ゴシゴシ拭けます。
ほこりは全く気にならない!

反対に、使っていて気になるのは、値段が比較的高めなのとパネル下側の固定がマジックテープということ。
上側は紐で固定なので外れてパネルが落ちることはないですが、お子さんによっては剥がしてめくる可能性があります。

液晶画面保護パネルの設置の仕方の画像

全部を固定できる商品はないかな・・・と探してみたところ、ありました!

アクリルパネル厚さ2mm
パネル上下ともベルトで固定!

他の機能は置いておいて
画面を守る」「パネルを取られない」ことを重視するのであればかなりおすすめ商品なのでは・・・?

値段も同じテレビサイズで比較してみるとだいぶ安価です!

今のところ我が家では現在使用しているパネルでも取られて困るということはないですが、パネルを剥がされる可能性がある場合はこちらの商品を検討してみることをおすすめします。

倒れないように固定する方法

壁に固定してあるテレビの画像
壁固定の安心感は素晴らしい。ぼんちょは藤井風に釘付け。

壁に固定一択!

壁に固定してしまうのがテレビを壊されない最強の方法です。
我が家は賃貸で壁が石膏ボードということもあり、ホチキスで固定できる壁美人にお世話になっています。

壁美人のパーツ画像
つけてしまえばびっくりするくらいビクともしません。大人でも取れない。

設置したのは2022年2月のこと。なのでもう3年以上お世話になっていますが、
一回もテレビが落下したことはありません。

こちらがあれば我が家と同じように石膏ボードに壁付け可能です。

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実際にテレビを壊してしまった話

ぼんちょがお世話になっている日中一時支援の事業所が新たな場所へ引っ越すことになりました。
そして引越しをしてリニューアルオープンをしてすぐの時。

「お母さん、ぼんちょ君がテレビを壊してしまいまして・・・」

と連絡をもらい、サーッと自分の顔が青くなるのを感じました。

「ぼんちょや周りの人に怪我はなかったか」
「壊した後テレビ見たい子が荒れるのでは」
「テレビを弁償しなければ」

と色々な気持ちが駆け巡り申し訳ない気持ちでいっぱい。
駆け巡った言葉をすべて先方にお伝えすると、

「いやいやいやお母さん、こちらが移転したばかりでテレビに対策できていなかったタイミングで目を離してしまって・・・ぼんちょ君も直後ショックを受けた感じになっていて、むしろ申し訳ありませんでした。」

と謝られました。

どう考えても、こちらからすると壊したぼんちょが悪いし謝るのはこちらなのだけれど・・・
それでも実際に、テレビには何か対策をしなければ障害児との生活では危険なのは確かです。
幸い怪我人はいませんでした。

この件は結局、弁償やこちらが加入する保険を使うことにはならず、事業所側の負担で対応していただくこととなりました。それでも私の心の中には申し訳ない気持ちが今でも残っています。

↓その他のぼんちょの困った行動の話も興味があればどうぞ

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テレビを壊してしまった時に使えるかもしれない保険は?

  • 火災保険の家財補償
  • 特別支援学校に通う子が入れる「知的障害教育校総合補償制度」
  • その他、知的障害や発達障害でも加入できる個人賠償責任補償がついている保険

どの保険で補償を受ける場合も必ず大事なのは「写真を撮っておくこと」。
何かを壊してしまった時は状況がわかるよう写真をしっかり撮っておくことをおすすめします。

1つずつ説明していきます。

火災保険の家財補償

火災保険の家財では、思わぬ事故で家具や家電が破損した際に補償の対象となることがあります。
故意による破損自然の劣化による故障補償されません

テレビの場合、子どもが投げたものがたまたま当たって画面が割れたような場合は補償の対象となる場合があります。

もしも申請する際は、①写真を撮り②保険会社への申請という流れになりますが、インターネット上で申請できることが多いようです。

特別支援学校に通う子が入れる「知的障害教育校総合補償制度」

入学前懇談で担任の先生から「多くの人が入っていますよ〜。実際に年に数人使われます。」とおすすめされた保険です(入るのは強制では無いけれど入って欲しそうな雰囲気が感じられました)。

はい、我が家も即加入!

この保険のメインの基本補償は「個人賠償責任補償」。
もしも子ども(その家族も含む)があやまって他人にケガをさせたり、物を壊したりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されるという内容です。

この保険のパンフレットに「例えばこんな時、役立ちます!」と例に出されていた内容は次のとおり。

  • 友達のメガネが欲しくなり、うしろから取り上げた時に折ってしまった。
  • 近隣の駐車場にある車のボンネットの乗り、飛び跳ねてへこませた。

えぇ?!こんなことも補償されるの?!

正直驚き、即加入。
学校以外で起きた出来事も補償されます。

実際、ぼんちょは利用先の事業所でテレビを破損しました。
この保険を使うときがきたのか・・・?と正直思いました。(事業所の申し出で弁償しないことになりましたけどね・・・)

もし、支援学校に入学される場合は、学校から案内があるはずですので加入を検討されても良いかもしれません。

その他、知的障害や発達障害があっても入れる個人賠償責任補償がついている保険

ぜんちのあんしん保険5歳から加入できる
AIG損保生活サポート総合補償制度0歳から加入できる

これらは、知的障害や発達障害当事者が加入できる個人賠償責任補償がついている保険です。
「知的障害教育校総合補償制度」と同様に、障害があるがゆえの行動で人に怪我をさせたり物を破損してしまった時も補償される内容となっています。

支援学校卒業後入学前、そもそも支援学校には通わない場合に保険に加入したいという場合は、こちらの保険を検討してみても良いかもしれません。

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まとめ

今回は、テレビを倒して壊してしまったことがあるぼんちょの経験を踏まえながら実際に自宅でしているテレビを壊されない工夫ともしも壊してしまった場合に利用できる保険について紹介しました。

テレビは障害児が壊してしまいやすいものベスト3には入りそうなくらい壊れた話をよく聞きます。
なので、できる限りの壊れない工夫をすることが障害児との生活では必須になります。

もしも同じようにテレビを壊された経験があったり、壊れるおそれがあるご家庭の方がこの記事を読んでくださっているようでしたら、何か参考になることがあれば幸いです。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!


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