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子どもの障害を本人にどう伝える?最善の告知タイミングは?

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パトまめ
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私が運営している親の会で、たびたび「子ども本人に障害についていつどのように伝えよう?」ということが話題になります。

この記事はこんな人におすすめ
  • 子ども本人に障害について告知するタイミングを悩んでいる
  • 子どもから療育に通っている(た)理由を尋ねられてもすぐに答えられない
  • 支援級や支援学校に行くことを本人にどのように伝えるか迷っている

障害を持つ子ども本人にいつ・どのように告知するべきか、悩んでいませんか?家族として伝えるべき事実をどう言葉にすればいいのか、多くの人が不安を抱えています。しかし、適切な方法やタイミングを知っておけば告知することで支援を受けることがスムーズになる可能性もあります

この記事では、障害について本人に告知するタイミング内容について、これまで児童発達支援センターの先生や親の会のメンバーと話し合ったことをもとにまとめます。

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子ども本人に障害を告知するタイミングは?

本人の状態が良い時

適切なタイミングは、本人が落ち着いて話を聞ける状態であることが条件です。
一番まずいのは親子喧嘩している時だったり本人が落ち込んでいるような時です。そのような時に告知すると「どうせ自分はダメなんだ」とさらに落ち込んでしまったり反発が生まれます。
本人がうまくいっている時、生活を楽しめているような時に伝えられるよう準備しましょう。

パトまめ
パトまめ

伝える前段階として、本人の状態を良い状態に持っていくということをしなければなりません。そのためには家庭だけでなく、学校や支援者とも協力して本人にとって良い環境を整える必要があります。

本人が知りたがっている時

本人が知りたがっている時も伝えるタイミングです。
最近の子どもは自分でインターネット検索し始めるのも昔に比べると低年齢化しています。
私たち親が「子供に障害があるかもしれない」と思った時にインターネット検索をしたのと同じように、本人もインターネット検索をしたり人に相談するかもしれません。

そのような行動が見られた時は、本人が知りたがっている時です。正しく知ることができるように親として伝える準備が必要です。

特別な支援を受ける必要がある時

支援学校へ通う
支援学級に通う
通級へ通う
児童発達支援や放課後デイサービスを利用する
発達検査を受ける

これらのタイミングで「どうして自分は特別な支援を受ける必要があるんだろう?」と疑問を持つ人もいます。小さいうちは疑問に思わなくても、子どもが大きくなると「過去に幼稚園の途中で通っていたあの場所は一体何だったんだ?」と振り返って思う子どももいます。

そういうお子さんに対しては、なぜ特別な支援を受ける必要があるのか親として子供に伝えられるように準備しておく必要があります。

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子ども本人に障害を告知するときに何を伝えるのか

必要な支援の内容とその理由を伝える

支援級に行くことを子どもに勧める
療育に通っていた理由を子どもに説明する

こういった時、どう切り出すかって難しくないですか?
親として大切にしたいのは本人の自尊心を傷つけないこと親として子ども本人のことを大切に思っていることを伝えることです。

「少ない人数の部屋だと集中して勉強できるから、支援級に行ってみるのがお母さんは良いと思う。」
「言葉を話すのが遅かったから、念のためにトレーニングをした方が良いとお母さんは考えて療育に通ってみることにした。」

こんな風に、

「こうした方ができる」
「念のためにしておいた方が安心」

という伝え方だと、子ども本人の自尊心を傷つけにくいのではないでしょうか。回りくどいかな?

パトまめ
パトまめ

「お母さんはそれが良いと思った」という形で、子ども本人のことを大切に思って最善の方法を考えていることを伝えることも大事なことかなと私は思います!

障害の内容を知るための書籍

ミネルヴァ書房の「発達と障害を考える本 ふしぎだね!?」シリーズをご存知でしょうか。
このシリーズの本は、ふりがな付きで小学生も読めます。もし障害の内容を詳しく理解したい段階では書籍に頼るのも1つの方法です。

そう・・・このシリーズ。めちゃくちゃ種類が多いんです。他にも視覚障害やダウン症、LD(学習障害)、アスペルガー症候群などなど・・・
私はきょうだい児にきょうだいの障害について伝えるのにもこの本をおすすめしたいです。

誰が伝えるのかということ

書籍を紹介しましたが、誰かが障害について口頭で伝える場合に、親以外から伝えてもらう方法もあります。
病院の主治医の先生なんかもその役割を担ってくれるキーパーソンです。
特に子どもが大きくなってくると家族以外からの言葉の方が受け入れやすい場合もあります。

パトまめ
パトまめ

私も中学生くらいの頃は親よりも部活の顧問の先生なんかの言葉の方が素直に受け止めることができたな〜と振り返ります。そういう時期ありませんでした?

診断名・障害名だけで人は決まらないことを伝える

例えば「自閉症」と診断を受けたとしても、「自閉症」と診断された人がみんな同じ性格で同じ運命を辿るかというとそうではないです。

そうではないのだけれど、親自身も多くの人が、子どもが何かしら診断を受けた瞬間に「この子の人生は決まってしまった」みたいな感覚を感じたことがあるのではないでしょうか?
告知を受ける本人も、きっとそういった類の衝撃を受けると思うのです。

でも本人に告知をする段階で親はきっとわかってきていると思うのです。
障害があろうとなかろうと1人1人は違うし、同じ診断名を持っていたとしても1人1人は全然違うのだということを。
人間はみんなそれぞれに苦手なことや困っていることがあれば助けてもらえば良いし、診断があることで助けてもらえる方法の選択肢が多いということを徐々に伝えていけると良いなと思います。

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まとめ

障害について本人に告知するタイミング内容について、これまで児童発達支援センターの先生や親の会のメンバーと話し合ったことをもとにまとめました。

適切な方法やタイミングを知っておけば告知することで支援を受けることがスムーズになる可能性もあります。
それには親として、どのように伝えるかを考えるなど準備が必要です。
伝え方について、何か参考になることがありましたら幸いです。

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最後まで読んでくださりありがとうございました!

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