
重度知的障害児ぼんちょを含めた家族4人で大阪・関西万博に行くためにした事前準備についてブログにまとめます。
重度知的障害児ぼんちょを含む家族みんなで8月某日、大阪・関西万博へ行きました。
この記事を書こうと決めた理由は、実際の経験を記録に残すため、そしてこれから万博に行く予定のある友人家族に向けて書きたかったからです。
これから障害のあるお子さんを連れて万博に行くご家族にとって少しでもお役に立たれば幸いです。


重度知的障害児と行く我が家の万博旅行の基本情報
家族構成
夫(アラフォー) | 運転手。協力的。暑いの苦手。 |
パトまめ(アラフォー) | 万博旅行の計画者。 |
ぼんちょ兄(小4) | 大きい音・先が予見できないことが苦手。 |
ぼんちょ(小2・重度知的障害) | じっとするのが難しい。 ルールを守るのが難しい。 奇声あり。 |
交通手段
夫が運転する自家用車です。
駐車場は会場まで徒歩で行ける夢洲障がい者用駐車場を予約。
夢洲障がい者用駐車場は2025年8月現在、閉幕まで埋まっていて申し込めないそうです。→駐車場の確保について
X友達から駐車場の存在を早めに教えてもらったため予約できました。感謝!

Xで万博経験をいち早くポストしてくれた友人がいたから我が家も挑戦することができました。
ホテル

リゾナーレ大阪のアトリエフォースという部屋に宿泊しました。
万博会場から車で10分くらいの距離でした。
我が家にとって年に1回できるかできないかの家族旅行なので、ホテルは費用よりも重度知的障害児ぼんちょと家族にとっての快適さと利便性が何よりも優先されます。
良かった点 | ・靴を脱いで過ごせる部屋だった ・テレビが壁付け ・備え付けのコップがプラスチック ・部屋の外にウォーターサーバーあり |
注意点 | ・駐車場は低い階だと階段を使わなければならない階があるためエレベーターを利用するならば上の方の階に停めたほうが良い。 ・バスタブとトイレは同じ床続きで洗い場は無し(ただしガラス張りシャワールームあるため入れるならそこで洗える) |
&あんふぁんというメディアで子ども1人につき5000円オフになる読者優待キャンペーン中(2026年4月30日まで)
チケット
我が家が購入した万博の入場チケットは、重度知的障害児ぼんちょがいるため次のように購入しています。
夫 | 特別券(大人) |
パトまめ | 1日券(大人)※初日のみ夜間券 |
ぼんちょ兄 | 1日券(小人)※初日のみ夜間券 |
ぼんちょ | 特別券(小人) |
万博旅行の実際のスケジュール
8月上旬に万博を3日間楽しみました。
1日目だけニンテンドーミュージアム(京都にも寄りました。)
- 13:00ニンテンドーミュージアム(京都)
- 17:00万博東ゲート(夜間券)
フランスパビリオン
フィリピンパビリオン
マレーシアパビリオンで夕飯調達
大屋根リングで食事
アオと虹のパレード予約席(2ヶ月前抽選)
ミニ花火
北欧パビリオン
ポルトガルパビリオン
ドローンショー - 21:30ホテル(リゾナーレ大阪)
- 8:30万博東ゲート
三菱未来館
アメリカパビリオン
クウェートパビリオン
日本館
キッチンカーで昼食
コモンズA
月化粧✖️うなぎパイ大阪・関西万博店でおやつ休憩
電力館(2ヶ月前抽選)
イタリアパビリオン
ポーランドパビリオン
オマーンパビリオン
リングサイドマーケットプレイス東で夕食 - 19:00ホテル
- 9:00万博東ゲート
シンガポールパビリオン
ハンガリーパビリオン
らぽっぽでおやつ休憩
夜の地球
パナソニック館(ノモの国)(2ヶ月前抽選)
e Mover乗車
未来の都市パビリオン(※3日前予約)
くら寿司で昼食(30日前に予約)
セルビアパビリオン - 15:30万博会場を出発
※3日目の未来の都市パビリオンは15時台の予約をしていましたが、それより前の時間に入れそうだったため予約を手放して普通に入館しました。
回りたいパビリオンは事前にリストアップしていましたが詳細なスケジュールは事前に決めておらず、予約しているパビリオンの集合時間を気にしながら入れそうなところから入館しました。
重度知的障害児と行く万博:事前準備でしたこと
万博に行く前に準備したことをまとめます。
ガイドブックの購入
ぶっちゃけインターネット上の方が詳しい情報があふれていると感じます。ですが、事前にどんなパビリオンがあるのか家族(おもにぼんちょ兄)に伝えて予定を話し合うためにガイドブックが必要と思い購入しました。
我が家は2冊購入しました!家族で話し合うには「ぴあ」の方が使い勝手が良かったです。
ですが、記念にも・・・と思って公式ガイドブックも購入。
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駐車場の確保
万博会場まで徒歩で行ける夢洲障がい者用駐車場を確保しました。駐車場予約について調べてみてびっくりしたのは駐車場に入れる時間が指定されていること。9時に入場すると予定するなら駐車場は8時半枠の予約を確保したいと考え、8月の来場に対してなんと5月に予約しました。
本当ならば障害があって車で来られる人には全員に夢洲障がい者駐車場を勧めたいです。ところが、現在(2025年8月時点)万博開催最終日まで埋まってしまったそうです。
これからの人はどうするのか。友人も行くため調べてみました。
夢洲の次に会場から近い駐車場は舞洲駐車場。舞洲駐車場にも障害者用の駐車場があります。ただし、事前予約はなく当日0時から予約できるようになるとのことでした。
車椅子の利用がある場合は障害者用の駐車場の方が良い気がします。ですが、車椅子の利用がない場合は事前予約できる障害者用でない舞洲駐車場を押さえておく方が安心かもしれないと友人には伝えました。
舞洲駐車場から万博会場にはシャトルバスで行きます。車椅子やバギーでの乗車も可能のようです。
万博入場チケットの購入とパビリオンの事前予約
万博入場チケットにも入場時間枠があります。当日が近づくほど朝一番の9時の入場枠は埋まります。我が家は旅行日程が決まり次第購入しました。
チケットの日時の変更は3回まで可能。キャンセルは不可(払い戻しなし)。
2ヶ月よりも前に万博チケットを購入したためパビリオンの事前予約に挑戦することができました。
2ヶ月前抽選 | 第5希望まで応募でき、運が良ければ1つのパビリオンが当たる |
7日前抽選 | 第5希望まで応募でき、運が良ければ1つのパビリオンが当たる |
3日前先着予約 | 3日前0時から先着順で空いているパビリオンの予約ができる |
当日予約 | ゲートから入場して10分後から予約できる。先着順で空いているパビリオンの予約ができる。 |
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
2ヶ月前抽選 | 第1希望 アオと虹のパレード予約席→当選 | 第1希望〜第3希望 住友館→落選 第4希望 電力館→当選 | 第1希望〜第3希望 住友館→落選 第4希望 ノモ→当選 |
7日前抽選 | スケジュール的に予約できる時間なし | 第1希望〜第3希望 住友館→落選 第4希望〜第5希望 ガスパビリオン→落選 | 第1希望〜第3希望 住友館→落選 第4希望〜第5希望 三菱未来館→落選 |
3日前先着予約 | 未挑戦 | 未挑戦 | 未来の都市パビリオン(シアター無し)予約成功 |
我が家はすべて4人まとめて申し込みました。一人一人のチケットごとに抽選に応募したり予約することも可能です。人気のパビリオンは1人で抽選や予約に挑戦する方が当たりやすいそうです。ですが、我が家では家族みんなで行動することを優先しました。

反省点としては7日前抽選で超人気の住友館で第1希望から第3希望を埋めてしまったこと。人気のパビリオンは第1希望で当たらなかったらまず無理なのだから第2希望以下は人気すぎないパビリオンを希望すれば良かったと後で反省しました。
くら寿司の30日前予約
くら寿司は予約が30日前からできるとX友達から教えてもらいました。くら寿司大阪・関西万博店は世界各国の料理が回っているためとても人気。また、落ち着いて万博メシを食べられる機会が1回だけでも約束されていると気持ち的に余裕かな?という思いもあり、予約に挑戦しました。
くら寿司大阪・関西万博店の予約はEPARKというサイトから30日前0時から予約できるようになります。早い者勝ちの争奪戦です。
結果は、万博2日目の予約を試みた1回目は失敗。敗因は、スマホから申し込もうとしたことでした。スマホよりもパソコンの方が成功しやすいという情報を得て、万博3日目の予約はパソコンから再挑戦。結果、予約することができました!
チケットの印刷

チケットは入場のためのQRコードをスマホで出すことができますが、アクシデントに備えて紙に印刷しました。
チケットを印刷すると予約できているパビリオンはショーの情報も印刷されるため、印刷のタイミングは3日前予約が済んでからがおすすめです。
地図の印刷

地図もスマホで見ることができますが、スマホで見るのは小さいし電池も消耗します。なので、地図を紙に印刷して破れ防止のためラミネートして用意しました。
我が家で印刷して用意したのは次に紹介する方々が作成した非公式マップです。
つじさんのX | パビリオン巡りに必要な情報がわかりやすいマップ |
うしがらさんしょさんのブログ | 日影&雨宿りMAP |
ShinさんのYoutube | 障がいのあるユーザー用の優先入場可否マップ(Youtobe動画のコメント欄にPDFあり) |
重度知的障害児と行く万博:万博への持ち物は?
重度知的障害児に取りつけたもの
Airタグ | 絶対あってはならないけれど、はぐれた時のため |
ヘルプマーク | 周囲の人に障害者だとわかってもらうため |
ぼんちょは服装がサロペットのため、肩紐にどちらとも取れないよう取り付けました。
他にも迷子対策としては、ぼんちょのすべての下着(シャツ)にパトまめの電話番号を縫い付けています。
また、重度知的障害児とのお出かけでは万が一見失った時のために、その日の服装を写真に撮っておくことも大事です。

対策したものの、万博ではほとんどバギーから降りようとしないぼんちょでした。
どんなカバンで行った?
夫 | リュック |
パトまめ | リュック+ミニトートバッグ |
バギーに引っ掛けて運搬 | 保冷バッグ |
ぼんちょのことを考えて「もしも」に備えた荷物が多い・・・。なので夫婦でリュックを背負うことは決めていました。
付属として、小さめのトートに持つか・サコッシュを持つか悩みました。
事前に調べたところ、パビリオンによってはリュックを前にかけて歩くよう指示があるという情報がわかったためサコッシュではなくミニトートを持って行きました。
- 印刷したチケット
- 療育手帳
- ハンカチ
- ティッシュ
- 除菌タオル
- ナイロン袋
- 日焼け止め
ミニトートはすぐに取り出したいアイテムを入れました。手に持ったりバギーに取り付けた荷物用フックにかけたりしていました。
スマホはネックホルダーでポシェットのように下げ、スタンプパスポートはぼんちょ兄がホルダーに入れて首から下げていました。
保冷バッグにはもしもの時の食べ物を入れ、バギーのフックにかけて運びました。保冷剤も入れて持ち歩いていたけれどその分重かったし、意外と8月の日曜夜・平日は万博会場内の食料・飲料調達に困らなかったので家庭からの保冷剤は我が家には不要でした。特にホテルには冷凍庫がなく2・3日目は保冷剤なしで常温のおやつ・パンのみ持って行きましたが十分でした。
保冷バッグはKALDIの保冷バッグがおすすめと聞いていましたが入手困難だったためLAKOLEの保冷バッグを持って行きました。薄手だけどたっぷり荷物が入り、しっかりしていて買ったものを入れるのにも重宝しました。
厳選!万博に持って行って良かったもの
万博に持って行って良かったものについて順番に説明します。
紙の地図
「事前準備としてしたこと」として「地図の印刷」を挙げましたが、紙の地図は本当に重宝しました。特に空いた時間、次にどこに行くか家族で話し合うのにとても役立ちました。
また印刷した地図はすべて「つじさん」の地図がベースになっているのですが、大屋根リングの番号が地図に表記されています。大屋根リングに沿って目的地のパビリオンに行くのにこの番号がとても役に立ちました。
スペシャルニーズバギー「コンセプトチェア」
重度知的障害児ぼんちょは歩くことができます。ですが、人が多い場所や慣れていない場所では急に座り込んで動くなることがあります。
遠出の外出
長時間の外出
イベント
こういった時は必ず耐荷重50kgのスペシャルニーズバギーを用意しています。
スペシャルニーズバギーについて、今回万博に行くにあたって次の準備をしました。
暑さ対策 | ・公式ショップでサンシェードの購入 |
荷物を運びやすくする工夫 | ・公式ショップでバギーの下側に取り付けられるバスケットの購入 ・ダイソーでベビーカー用フック(がっちりベルトフック ![]() |
ベビーカーとしてではなく障害を理由に車椅子としてバギーを使用していることを知らせる工夫 | ・ダイソーで購入した国際障害者シンボルマークのシール2枚(車椅子マーク(ステッカータイプ) ![]() |

万博会場は想像以上に強風でした。コンセプトチェアを販売している楽天公式ショップの口コミで、風に煽られると外れやすいという口コミを事前に見ていました。ですが、さすがに真夏の炎天下では日除けがないと厳しいと判断して追加購入。
実際、会場では何度か外れました。ですが、風が吹いている間は暑さがマシなので日除を外していても問題なし。問題は、風があまり吹いていない時。風が吹いていない間は暑さが増すので日除けがとても役に立ちました。

日除を外している間はバスケットに入れていました。バスケットはサンシェードを入れても他の荷物も入れられたので本当に購入して良かったです!
2025年8月現在バスケットは公式ショップで売り切れ中のようです。
折りたたみ椅子
折りたたみ椅子は家族全員分用意すると荷物が増えると思い、ぼんちょ兄用に1つだけ購入。購入は大正解でした。
今回、重度知的障害児ぼんちょと行く万博であったためパビリオンによっては優先入場があることが分かっていました。それもあって大人は折りたたみ椅子を用意しませんでした。
ですが、優先入場とはいえ行けばすぐパビリオンに入れるわけではなく待ち時間は発生します。なので、付き添う大人も疲れやすい場合は、折りたたみ椅子の用意を心からおすすめします。
充電器(モバイルバッテリー)
万博会場でスマホを使用する機会は多いです。
チケットのQRコードを提示する
タッチ決済をする
当日予約に挑戦する
写真や動画を撮る
モバイルバッテリーはあった方が安心です。私はAnkerの製品を愛用しています。ちなみに万博会場には何ヶ所か充電できるベンチが存在しました。充電するにはケーブルが必要な場所とワイヤレス対応の場所が存在します。
スマホの充電が無くなりやすい人はケーブルを持っておけば安心かもしれません。
※私はiPhoneを購入したばかりで充電の減りが遅いため、ケーブルなしでコンパクトなType-C端子のモバイルバッテリーを持参しました。
帽子
帽子が苦手なお子さんもいますが、被れるなら持っていくべきです。大人も被ることをおすすめします。疲れが違います。ぼんちょは最近帽子を長く被ることができるようになりました。
帽子を被れない場合は、大人が日傘を持って影を作るなどして少しでも日光から頭を守る工夫が必要です。
万博会場は強風。帽子は何回も飛びました。なので、帽子クリップや顎紐(ゴム)などで飛んでいかない対策が必要です。つけていけば良かった・・・
サングラス
さすがにサングラスをかけるのはぼんちょにとってはまだ難しいです。もし使えるなら、サングラスをかけていると目の疲れが違います。ぼんちょ以外の家族はサングラスをかけて行動しました。
日焼け止め

日焼け止めは必須。でも子どもって日焼け止め嫌がりません・・・?我が子達はスティックタイプの日焼け止めは受け入れて使用できています。
私は顔に塗り直す用に素敵な日焼け止めスプレーを発見し、万博以降ずっと顔用として愛用しています。
食事グッズ(紙皿・使い捨てエプロン)
紙皿は万博会場でテイクアウトしたものを取り分けて食べたり、持参したおやつを食べるのに使用しました。ダイソーの「電子レンジに使えるバガスどんぶり 」というシリーズが使い勝手が良く外出時に愛用しています。
使い捨てエプロンは西松屋の「お手軽エプロン10枚入り」を持って行きました。食べこぼす可能性があるけれど、食べるたびに服を汚されていては着替えが足りなくなると思い購入しました。小学生でも着用できました。つけるのが苦手な子だと引きちぎる可能性があります。
除菌ウエットティッシュ
万博会場には、トイレ以外の屋外にも意外と手洗い場が点在して存在しました。ですが、タイミング良くあるとも限らないので、除菌ウエットティッシュは持っていたほうが安心です。実際によく使用しました。
子どもが好きなお菓子
待つ場面は必ずどこかしらで発生します。何もすることなしに待つのが難しかったり、待っている間にお腹が空いて機嫌悪くなったり・・・そういう時に好きなお菓子を持っていれば解決できることがあります。ぼんちょはするめジャーキーが好きなので持って行きました。
ナイロン袋
万博って基本的にレジ袋の配布・有料販売も禁止らしいです。
テイクアウトで食べ物を買ったとしてもです。運ぶ時にエコバッグ・・・と言っても、こぼれて汚れる危険もあるじゃないですか。しかも、障害児がいる家庭は、大人1人で家族みんなの食事を一度に買うなんて場面もあるわけで。ゴミを捨てる時も1人でみんなの分を捨てに行く状況が発生します。
だからナイロン袋は持っておいた方が良いです。実際何度も使用しました。
ナイロン袋に入れたとしても捨てるときは分別が必要です。その点には気をつけましょう!
万博にもう一度行くなら気をつけたい!持ち物の反省点
万博の持ち物に関する我が家の反省を一言で表すと
持ち物を持ちすぎ!
持ち物が増えた理由は次のとおりです。
・遠くから参戦する
・障害児を連れて行く
・食べ物・飲み物がすぐ手に入るか不安
念には念を入れて・・・と準備をすると、重たい荷物を持って移動することになってしまいました。
食べ物・飲み物を持って行きすぎた
我が家の場合は、持参する食べ物は子どもが確実に食べられるお菓子程度で良かったです。
実際に万博に行くまでは、行列で買いづらいと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
買えるとなると、せっかくだからと万博のご飯を食べたくなります。結局、我が家は用意した食料はほとんど手をつけずにホテルに持って帰ることになりました。

もちろん時間のロスや金銭面のことを考える場合や偏食の子がいる場合はしっかり持って行く方が良いという人もいると思います。また我が家は日曜日の夜から万博に行きました。土日祝メインで行く場合は混んでいる可能性があります。
飲み物もいたるところに自動販売機があるためスムーズに購入できます。
注意したいのは、入場ゲートから会場も入る荷物チェック時。たくさん飲み物を持っていると面倒でした。すべてチェックが入ります。
特に開封しているペットボトルは持ち物チェックの時に「1口飲んでください」と言われます(水筒は言われません)。

宿泊する我が家に保冷剤は不要だった
万博会場で食べ物を持ち歩くのに保冷剤を保冷バッグに入れていました。1日目は凍った保冷剤を自宅から持って行きましたが、リサーチ不足でホテルの部屋には冷凍庫がありませんでした!
なので2日目から凍らせて使えません。しかも、どうしても保冷剤が必要な場面では、保冷剤代わりにコンビニで凍ったペットボトルが買えるので保冷剤は我が家には不要でした。
日傘はほとんどさせなかった
日傘を差したのは朝、入場するために東ゲートに並んだ時のみでした。
そもそもバギーを両手で押すため日傘をさせないんですよね。日傘をさすためにベビーカーに取り付けられる傘ホルダーを購入したのですが、我が家のバギーにはつけられず・・・
でも、大屋根リングの下を歩けば涼しかったため、そこまで日傘の必要性も感じませんでした。おそらくパビリオンに入るために並ぶ時に日傘を持っていると重宝します。
ですが、我が家は優先入場できるパビリオンに行くことがほとんどで並ぶ時間も短かったため、日傘がなくても大丈夫でした。
スタンプパスポートには絶対に名前を書くべし!
我が家はスタンプパスポートをオンラインショップで事前購入して持って行きました。ぼんちょ兄がとても喜んで押していたのですが・・・
なんと最終日に落とす。
見つかることなく今に至ります。名前を書いていれば、見つかった可能性は高いです。
スタンプパスポートには絶対名前を書きましょう。
ちなみに我が家は落としたことに気づいてすぐ、西ゲート近くの案内所に直接行って対応してもらいました。後日電話で問い合わせもしています。押しているスタンプなど丁寧に聞き取ってくださいましたが、見つかりませんでした。
重度知的障害児と行く万博:暑さ対策・熱中症対策は?
移動は大屋根リングの下を歩くのが一番
私は事前にXのお友達から、「大屋根リングの下を歩くのが比較的涼しくて楽」と教えてもらっていたので素直に実行しました。本当にそうでした!
ですが、パビリオンに入るために外で待つ時間は陰とは限らないので冷感グッズも用意していました。暑さ対策・熱中症対策としてこの夏に色々使用してみてたどり着いた結論は次のとおりです。
大人 | 手が塞がらない暑さ対策グッズを使用する |
子ども | 嫌がらない暑さ対策グッズを使用する |
大人におすすめ!手が塞がらない首掛け扇風機(ネックファン)

我が家は首掛け扇風機(ネックファン)を用意しました。理由は次男の介助が必要なときに手が使えた方が良いからです。我が家は違う種類を2個購入しました。実際に使用してみたところCICIBELLAネッククーラーが圧倒的におすすめでした。
※比較した商品はこちらの首掛けネックファン↓
体感では、こちらの商品の強さ3がCICIBELLAの1か2の強さでした。大人用に買ったつもりでしたがぼんちょ兄も気に入り万博以外でも暑い時に使用する定番アイテムになりました。
子どもが冷感グッズを嫌がる場合でも冷感タオルは使用できるかも?
ぼんちょ兄は比較的なんでも嫌がらず使用できます。反対にぼんちょは装着する冷感グッズはことごとく嫌がりました。
ですが、ぼんちょは支援学校で濡れたタオルで体を拭く習慣があったので冷感タオルで拭いてスッキリすることはできました。
使い捨て冷感タオルでアルコール成分を含むものは幼児は使用対象外となっています。幼児や感覚過敏のお子さんは濡らして使用できるタオルや子供も使用できる冷感タオルを試すのがおすすめです。
水分摂取と塩分摂取も好みの食品・飲料で対策!
水分は万博会場で入手しやすかったです。自動販売機、コンビニで普段飲んでいる飲料が入手できます。また、大屋根リングの下には水をマイボトルへ給水できる場所があります。
ただし、万博会場で給水できる水はぬるいです。そちらで吸水したい人はマイボトルに氷を入れて持っていくのがおすすめです。
塩分は、塩分タブレットや飴がおすすめされていますが食べられないお子さんもいますよね。ぼんちょも食べられないので普段食べ慣れているスルメで塩分チャージしていましたよ。

万博会場にスルメの大袋を持って来ているのは僕の家族くらいだろうね。
↓実際に万博に行ってみての反省点や優先入場の実際について体験をまとめています。


まとめ
重度知的障害児ぼんちょを含めた家族4人で大阪・関西万博に行くためにした事前準備についてブログにまとめました。
知的障害がある子どもと一緒
宿泊が必要なくらい遠方から向かう
こういった条件下での万博への挑戦だったため、念入りな情報収集と事前準備が必要でした。実際に万博会場へ行ってみると「これは必要なかったな〜」という持ち物もありましたが、実際に行ってみないとわからないこともあったので、念には念を入れて準備したことを後悔はしていません。
特に障害のある子がいる家庭の場合、心配なこともそれぞれで違います。
我が家の万博体験はあくまで一例として参考にしていただけると幸いです。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!