
パトまめがずっと悩んでいてこと。それは重度知的障害と診断された「ぼんちょ」と何歳まで一緒にお風呂に入るのか!

ちなみに僕はお風呂大好き!

今回は、パトまめがぼんちょといつまでお風呂に入っていたか・やめた理由などをお話していきます。
知的障害児が母親と一緒にお風呂に入るのは何歳まで?

結論から言います。
ぼんちょは7歳半で母親パトまめと一緒にお風呂へ入るのをやめました!
その理由についてお話します。
ぼんちょの場合は7歳半で母親との入浴を卒業!理由は?
ぼんちょは7歳半で母親との混浴をやめたのですが、その理由は3つあります。
- ぼんちょ兄が母親と入浴しなくなった(入浴したくなくなった)年齢が7歳だった
- ぼんちょをお風呂に入れながらパトまめ自身が入浴するのが大変
- ふれあいのお風呂は卒業して自分自身で洗うことを教えていきたかった
ぼんちょが児童発達支援センターに通っていた時にTEACCHプログラム専門の大学の先生が保護者の悩みに答えてくださる機会がありました。
その時に相談しました。

子どもが重度知的障害でいつまでも私と一緒に入ってしまいそうなんですが・・・

それはダメだよ〜。少なくともお兄ちゃんがいるなら、お兄ちゃんが「入りたくない」と言って一緒に入るのをやめた年齢にはやめるのをおすすめします。
ぼんちょ君が自分ひとりで完結できるまでには時間がかかると思うけど、それを教える時にお母さんは服を着て!
この回答を聞いて、「ぼんちょ兄が私と一緒にお風呂に入るのをやめた年齢には、ぼんちょとの裸の付き合いをやめる!」と決めました。
実際、いつまでも知的障害の子とお風呂をともにしながら自分も入浴するのは大変でもありました。
また、私自身が入浴しながらぼんちょにも洗い方を教えることに集中するのも難しかったです。
一般的な子どもの混浴のルールは?
そもそも一般的な子どもの混浴のルールがあることを知りました。
「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について(公衆浴場法)という文章中の「一般公衆浴場」における「入浴者に対する制限」の中に「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと。」という文言が記載されています。
参照:厚生労働省
あくまで「公衆浴場」での話ですが、7歳以上の男女を混浴させない・・・つまり6歳まではOK?というルールになっているようです。
ですが、このルールを知っていてそうする家庭はそんなに多くないのではないと考えられます。

パトまめもある日Xで知ったのが最初・・・
実際には家庭の状況や子どもの発達の状態によると思いますので、少なくとも身体つきが変化したり本人が嫌がるまでには混浴にならずにすむ環境を整えることを目指すのが良さそうです。
また、ぼんちょが男の子で私が母親なので混浴のことばかり書きましたが、女の子とお母さんの場合でも家庭で一緒に入らないようにするタイミングは同じくらいかなと思います。
知的障害児と母親が入浴を分けるうえでの悩み
知的障害の息子と母親が入浴を分けるのが難しい理由
家庭の状況や子どもの発達の状態によっては親と入浴を分けるのが難しいケースがあります。
どんなケースかというと、ズバリこれです。
親は子どもを見てくれる人がいないとお風呂に入れない!!!
子どもの発達段階によっては、子どもをリビングに置いてお風呂に入ることが不可能な家庭もあります。
だから「一緒に入っちゃえ!」となりやすい状況にあります。
定型発達の子であればお風呂に入るスキルも7歳ごろには身につきますし、親が1人でお風呂に入っている間は部屋で遊んでいることができるでしょう。
ですが重度知的障害のぼんちょの場合、年齢が7歳でも精神年齢は1歳台なので少し目を離したすきに危険な状況になる可能性がゼロではありません。
知的障害の息子とお風呂に入るのをやめた方法
では、どのようにしてぼんちょとの入浴をやめたのかというと、
- パトまめは、夫が仕事から家に帰ってきてからお風呂に入る
- 夫が出張等で夜不在になる時は寝ている時を狙う・次の日まで入るのを諦める・祖母に来てもらう
という対応にしました。
でも、そもそも
- ひとり親
- 配偶者が仕事から帰ってくるのが遅い
- 頼れる家族が近所にいない
という状況だったりするとなかなかお風呂に入れませんよね・・・
パトまめも、夫が出張に行っている時でも夜にお風呂に入って疲れを取りたいです・・・
そう考えると今後は、母親パトまめがお風呂に入っている間に1人で安全に過ごせる環境づくりを考えていかなきゃな・・・と思っているところです。
知的障害児と母親が入浴を分けてみて良かったこと
現在は、ぼんちょとお風呂に入ることが無くなりました。
パトまめは今1人でお風呂に入っています。
入浴を分けてみて良かったことは次のとおりです。
- ぼんちょの入浴介助だけに専念できるので手取り足取り教えやすい
- ぼんちょの入浴時間が短くなった(ダラダラしなくなった)
- 1人で入った方が疲れが取れる
一緒に入浴しなくなり、ぼんちょの入浴介助に専念できるようになったため身体の洗い方から着脱までを手取り足取り教えることだけに集中できるようになったのは良かったことです。
実際、一緒に入っていた時はすごく慌ただしくて、お互い風邪をひかないのが第一でぼんちょ自身にしっかりやらせる余裕もなかったです。
また、ぼんちょは母親パトまめの入浴が終わるまで湯船に浸かっていなければなりませんでした。
その結果、ダラダラとお風呂で過ごす時間が長くなり、なかなか切り替えができずに出られない日もありました。
それが、パトまめが一緒に入らなくなった時から湯船に浸かった後にお風呂から出る時の切り替えもしやすくなりました。
そして何より、私パトまめが
お風呂でリラックスできるようになりました!!!
これ、大事ですよね。
貴重なひとり時間・・・
正直一緒に入っていた頃のお風呂から出た直後のパトまめの気持ちは
戦場から帰還した・・・
くらいの気持ちでした。
それが、ちゃんとお風呂に入ったのを実感できるようになったのは良かったことです。

食べる、寝る、それからお風呂・・・人間にとって大事!!!
知的障害の入浴介助をする時のおすすめアイテム
最後に、一緒に入浴せずぼんちょの入浴介助に専念するようになってから使用しだして良かったアイテムを紹介します。
服が濡れるのを防ぐ!入浴介助服

こういった割烹着タイプの防水タイプのエプロンはおすすめです。
割烹着は袖口がキュッとしまっているので腕まくりもしやすいのが良いですよね。
これを着ると濡れたり石鹸がついたとしてもタオルでさっと拭き取ってハンガーで乾かしておけば次の日も使用できるので気が楽です。
直に肌を触らない身体を洗える手袋

基本ぼんちょの手をとって「こうやって身体を洗うんだよ〜」と教えていますが、全部それで綺麗に洗えるかというと・・・なかなか難しいです。
なので洗ってやる必要があるのですが、この「パパあらって お風呂用てぶくろ」は、はめた状態でぼんちょの手を取って教えたり身体を洗ったりができる優れもの。
しかも一緒に入浴をやめたら、なんとなく手で直に身体を洗ったり触ったりするのも控えていきたい気持ちになり、この手袋はその悩みも解決してくれました。

ちなみに左右兼用!
まとめ
今回は知的障害の子どもが家族と何歳までお風呂に入るかについて、実際のぼんちょとの生活経験からお話しました。
我が家では7歳で一緒に入浴するのをやめましたが、親は重度知的障害の子を部屋に残した状態でゆっくり入浴することが非常に難しいです。
一緒に入浴することを分けるには、親が1人で入浴するための環境を整えたり、子どもが1人で過ごせる状態を用意する必要があります。
一緒に入浴しないことで介助や洗い方を教えることに集中できるのはメリットです。
家庭環境によってはなかなか難しいかもしれませんが、同じような境遇の方に参考になることがありましたら幸いです。
最後までご覧くださりありがとうございました!