
ぼんちょは特別支援学校までスクールバスに乗って通学しています!

バスに乗るの大好き!

バスが好きでも、安全に乗れるかどうかは別問題!
今回は実際にあったスクールバスでのトラブルの解決法とバスに乗れなくなった時の選択肢を紹介します。
- 特別支援学校でスクールバスを利用する予定があるけど乗れるか心配
- スクールバス利用時にできるトラブル対策が知りたい
- スクールバスに乗れなくなった時の選択肢・解決策が知りたい
結論から言うと、子どもたちがバスに乗れるような工夫を学校の先生も一緒に考えてくれます。
なので安心してください。
特別支援学校に通うぼんちょの実際の経験をもとに、スクールバス利用時にできる対策や問題解決法を紹介します。
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特別支援学校スクールバス利用における心配事やトラブル4例

スクールバスを利用しているぼんちょ。
これまでに実際にあったトラブルや保護者を悩ませる心配事をまとめてみると不穏な言葉が並んでいますね。
実際にぼんちょがやってしまったことも・・・あります。
順番に詳しく実際に起きることと解決法を書いていきます。
①席からの抜け出し
席からの抜け出しは学校側から「対策しましょう!」と言われることNo. 1!
ぼんちょが通っている支援学校では、シートベルトが二重方式です。

- 一般的な腰でボタンで止めるタイプのシートベルトをつける
- 太い頑丈なマジックテープのシートベルトをつける
ぼんちょの学校のスクールバスの固定方法の手順です。
でも、手先の能力が高いお子さんは外します。
また腰ベルトなので、ベルトが外れなくても下からすり抜けるお子さんもいます。
席から抜け出す時の解決法
- 股ベルトをバスに取り付ける
- 本人が席で楽しめるアイテムを持たせる
席から抜け出す時の解決法です。
幼児のチャイルドシートには股ベルトがついています。
ああいった股ベルトを自作して取り付けた!という話を周りでよく聞きました。
ぼんちょが通う支援学校では、抜け出す家庭には股ベルトの作成方法の詳しい手順書が配布されるようです。もしかすると、同じような手順書を持っている可能性があるので所属する学校に尋ねてみても良いかもしれません。
ぼんちょは今のところまだ抜け出しはしていません。
でも可能性はゼロではない・・・
自作以外の方法でも対応できないか考えてみました。
- 障害者用カーシート「CARROT3」の使用
- 車椅子用股ベルトの購入
考えてたどり着いた1つの案は、障害者用カーシートの設置。
SEEDSという会社の製品で「 CARROT3」というチャイルドシートがあります。
公式サイトによると通学バスにも対応できると書いてあります。しかも成人用まである!!!
お値段はしますが車に安全に乗れるか乗れないかで家族の生活も変わってきます。
ぼんちょも今家庭で使っている股ベルト付きチャイルドシートに乗れなくなったらこちらを検討します。
また、バスに取り付けられそうな股ベルトだけのアイテムも探してみました。
バスの席にも取り付けられそうなアイテムがないかと探していたら車椅子用の股ベルトに辿り着きました。
バスの席の背もたれの幅によっては応用できそうです(楽天ストアにウエストベルトが82cmと記載がありました。)
もしも席から抜け出せない環境を設定するときには参考にしてみてください。
また、何か本人の興味のある物を持たせれば抜け出しを防止できる場合があります。
ぼんちょの支援学校では、危険な物や大きい音がする物以外であればアイテムを持ち込んでいるお子さんも何人かいます。
具体的には本だったり感覚的なおもちゃだったりすることが多いです、
こちらの対策も検討してみても良いかもしれませんね。
②スクールバスの乗り渋り
スクールバスへの乗り渋り・・・も何度か見かけています。
学校に行きたくないということもありますが、自閉症があるお子さんの場合はいつもと違うなど何か理由があって乗れないということもあります。
乗り渋りの解決法
- 理由を考える
- バスで楽しく過ごせるアイテムを持たせる
すごく難しいのですが、乗れない理由を考えることは大事です。
理由が学校にあるのか、バスに乗ること自体にあるのかでも話は変わってきます。
バスにエンジンがかかっていないと乗らない
一番最後に乗車したい
何かを確認してから乗りたい
こういった本人のルールが理由で乗り渋るケースもあるかも知れません。
バスの中の音がうるさくて乗ることができない場合はイヤーマフを利用すると解決できるかも知れません。
このように理由がわかると解決策が見つかることもあるため、理由を考えるのは大事です。
また、バスに乗るときに本人の好きなアイテムを持たせてもらうのも一つの方法です。
③隣の席の子とのトラブル
ぼんちょの通う支援学校のスクールバスはほとんどが2人席です。
ぼんちょも2人席です。
隣の子との相性によってはトラブルが起きることがあります。
相性が悪くて喧嘩・・・だけでなく、なんと相性が良すぎてもトラブルの元になります。
ぼんちょの場合は隣の子と仲が良すぎてお互いに触り合ってしまうため「対策しましょう」という話になりました。
隣の席の子とトラブルになった時の解決法
- 席の間にパーテーションを置く
- 席替えをする
ぼんちょの場合は隣の子の席との間にダンボールで作ったパーテーションを挟んでもらいました。
パーテーションは支援学校の先生からの提案で作ってくださいました。
ぼんちょとお隣の子はどちらもパーテーションを受け入れることができ、それ以来トラブルなく乗車できています。
ですが、場合によってはそれでは不十分な場合もあると思います。
その場合は席替えも検討することになります。
実際ぼんちょが乗っているスクールバス内でも途中席を変わる子がいました。
④荷物を車内で投げてしまう
こちらのトラブルはぼんちょがやってしまったことです。
具体的にはリュックを車内で投げました。
自分の荷物だけでなく友達の荷物もです(お母さんにもその子にも謝りました)。
また、荷物だけでなく靴や靴下も投げてしまいました。
これについては運転手さんにも添乗員さんにも他のお子さんにも安全上迷惑をかけてしまいます。
ですので早急に対応しようということになりました。
車内で荷物を投げる時の解決法
- 手の届くところに荷物を置かない
- 席に着いたら靴と靴下を抜いで手の届かないところにおいておく
学校の先生やバスの添乗員さんとも話し合って、投げられる物を手が届くところに置かないという方法で通学することになりました。
ぼんちょの場合は感覚的に面白くて暇になると物を投げてしまう特性があります。
今のところ手元に投げられる物を無くしてしまえば、シートベルトを抜け出してわざわざ取りに行くまではしないので、解決して乗車することができています。

アイテムを持ち込んでいる子もアイテムが落ちてしまったり投げて飛んでいったりしないように紐で席にくくりつけたりしています。
もしもスクールバスに乗れなくなったら?
- 自家用車やタクシーで送迎する
- 福祉サービスを利用する
- 移動支援は通学の練習だったら利用できる
自家用車やタクシーで送迎
バスに乗れなくなった場合、自家用車での送迎が最初に考えられる選択肢です。
ですが、自家用車が無かったり仕事をしているなどの理由で送迎できない人もいます。
その場合にタクシーを利用する選択肢があります。
もしも利用する際には療育手帳を持っていると割引されたり申請するとタクシーチケットが交付される可能性があるため、お住まいの自治体の制度を確認することをおすすめします。
ぼんちょが住んでいる地域では介護タクシーや福祉タクシーに使用できるチケットが年間1万円支給されます。
福祉サービスを利用する
福祉サービスとしては「福祉有償運送」という制度があります。
単独でタクシーや公共交通機関の利用が困難な場合に利用できます。
ただし、ぼんちょの住む地域では実施している事業所も少なく空きが少なく取り合いしている状況です。
そういった場合に送迎をしている日中一時支援事業所を利用する方法もあります。
日中一時支援事業は送迎だけを利用することは基本的に不可ですが、通学前や通学後に事業所に滞在する時間があるのであれば
「学校→事業所→自宅」
「自宅→事業所→学校」
というように送迎を利用することが可能です。
ただし、通学前と放課後両方ともで利用できない可能性があります。お住まいの自治体に確認が必要です。
移動支援は通学の練習だったら利用できる
移動支援は本人が外出するときにヘルパーが付き添ってくれる制度です。
公共の交通機関を利用しての移動が基本です。
バスや電車、タクシー、徒歩の場合は利用できます(ヘルパーに車を運転してもらうのはNG)。
ただし、ぼんちょの住んでいる地域では、移動支援は本人が自力通学の練習をするための一定期間であれば利用可能とされています。
自治体によってルールが異なる可能性がありますので、もし通学に移動支援を使いたい場合はお住まいの自治体への確認が必要です。
まとめ
今回は特別支援学校のスクールバスで起きたトラブル4例とその解決法とスクールバスに乗れなくなった時の選択肢について紹介しました。
スクールバスでトラブルが起きるとバスで通学できなくなる可能性があります。
保護者としてスクールバス問題はとても悩むことの1つだと言えます。
ですが、ぼんちょが通っている支援学校の先生はバスのトラブルについても一緒に真剣に考えてくださいます。
入学前や入学後にスクールバスでの通学について心配事があるようでしたら、学校の先生に相談することをおすすめします。
同じようにスクールバスについて悩んでいるご家庭にとって参考になることが少しでもあれば幸いです。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!